発明学会ビル完成と発明奨励運動に一生を捧げる豊沢豊雄会長の卒寿を祝い、平成9年11月8日(土)、新宿のセンチュリーハイアットで祝賀会が行なわれた。北海道、九州などの遠方からも含め、日本全国から 700 人もの同志がかけつけてくれた。

豊沢会長から、発明学会ビル完成までにともなう会員のご支援、ご協力に厚く御礼申し上げる詩と、90歳を祝ってくれることに感謝申し上げる、というお礼の挨拶があった。


株式会社タカラの取締役会長、佐藤安太氏 (発明学会理事)からお祝いの詩が述べられた。(写真左)

株式会社アシックス取締役会長、鬼塚喜八郎氏から、発明学会の発展とさらなる発明奨励運動推進へのご提言をいただいた。(写真右)


豊沢会長は、若い頃、衆議院議員として活躍し、発明振興政策の提言を行なってきた。とくに元総理大臣三木武夫氏とは昵懇の間柄であったこともあり、三木睦子夫人とも親しい。三木夫人からは、発明学会の発展をわが事のように喜ぶお祝いの詞をいただいた。(写真左)

乾杯の音頭は、日刊工業新聞社会長、藤吉敏生氏。(写真右) 乾杯のご挨拶、音頭は会員を勇気づけた。


会食・懇親においては、会員同志の名刺交換や津軽三味線合奏が行なわれ、会場はさらに盛り上がった。(社)落語芸術協会会長の桂米丸師匠も駆けつけてくれ、場内は爆笑の渦。

株式会社メイジ会長、白井重信氏から豊沢会長への記念品贈呈、発明学会中野専務理事から参加者へのお礼の詞、最後に下村工業株式会社会長、下村栄蔵氏による万歳三唱で締め、祝賀会は楽しく盛大に行なわれた。


同日から行なわれた発明学会主催の「アイデア売ります発明展」においては、88点の作品が展示され、商品化への橋渡しが行なわれた。

このように、式典は楽しく成功裡に終わった。都合で参加できなかった会員の皆さんにも、写真を通して、その日のことを思っていただけたら幸いである。