ネーミングをつけて、商品イメージを増幅させよう
発明とネーミングは、両方が結合されたとき、相乗効果をあらわします。今回は、その価値と活用法をお教えしましょう。

今までの発明家は、物を考えることが全てで、その機能や構造が優れていれば採用につながると考えていたのです。しかし、実際に優れた発明でも、メーカーに採用を決断させる詰めの一手がかけており、採用にいたらないものも数多くあるのです。

その一手を補うために、今まで企画書の活用ということを述べてきましたが、その中でもネーミングの活用というものは、企画書構成に重要なものなのです。

ネーミングの活用法
発明とは、消費者の使い勝手という面で考えられたものです。メーカーは、いかに消費者に購買意欲をもたせるかを重視します。これは、機能はもちろんですが、それ以外の方法、ネーミングも挙げられます。

例えば、ネーミングが、機能や使い方を適切にイメージさせるものであれば、それだけで売り上げが変わるものです。サラリーマンの通勤用の高機能靴下が「フレッシュライフ」から「通勤快足」に変わっただけで、売り上げが何十倍になった例がこれにあたります。

つまり、ネーミングがよければ、その発明品自体も売れる可能性が増えるのです。そう考えると、ネーミングは発明を綺麗に飾り付ける宝飾品ともいえるでしょう。