科学技術長官賞
[発明振興功績者]
村山義彦氏 (根本特殊化学(株)会長)
放射性物質を用いない長残光性夜光塗料開発

闇の中で緑色に光る夜光性塗料。この研究開発に50年間携わってきた村山さんは、放射性物質をまったく含ない蓄光塗料を研究。アルミン酸ストロンチウム結晶に希度類元素を注入し、明るさや残光時間も従来の10倍もの性能を持つ新蓄光塗料の開発に成功。この研究成果が認められ、今回の科学技術長官賞を授賞。

科学技術長官賞
[発明振興功績者]
鈴木 允氏 ((株) ザ鈴木社長)
海苔包装の自動化装置の開発

ンビニエンスストアで売り上げのトップを誇るおにぎり。パリパリの乾燥海苔がフィルムシートに包装され、食べるときにご飯に巻く仕組みは、皆さんご存じのとおり。鈴木さんは、フィルムシートに海苔を毎分240枚高速包装する自動包装装置を発明し、今回の科学技術長官賞を授賞。

注目発明
黒澤聡樹氏 (イカリ消毒(株) 社長) 他3名
ねずみ自動捕獲処理装置

ズミは、一つがいから1年間に9,400 匹になり、3年の寿命まで生きるとすると3億5千万匹まで増える計算になる。黒澤さんは、コンピューターとセンサーを利用して、建物内に巡らせたダクトに侵入したネズミを高速搬送し冷凍処理する装置を開発。無人で稼働して建物内のねずみをすべて駆除するこの発明が科学技術庁から注目発明に選定された。

当会は科学技術庁長官賞や国家褒章の推薦母体になっている。皆さんの周りで、発明商品を事業化している人がいたら候補者として当会で推薦するので、連絡いただきたい。