宇 治(日本・京都)

視察日:1996年6月〜1997年3月

 宇治というと思い浮かべるのが10円玉の裏に描かれている宇治平等院でしょうか。また、京都、奈良への修学旅行で宇治へ行かれた方もあることでしょう。この宇治平等院は、宇治上神社とともに世界遺産となっています。1052年に宇治関白藤原頼通が、父道長の別荘を寺院に改めたものです。宇治 イメージ鳳凰堂の前には池を配した庭園が広がっており、情緒ある美しい景観を見せています。創建当初は、宇治川や対岸の山並みを取り入れて、西方極楽浄土を現したものと言われていました。今でも、十分その趣は感じられます。

 宇治へは、京都駅からJRで快速ならノンストップで16分で行くことができます。昔は、京都の奥座敷と呼ばれ、現在もその風情は残っており、今は京都のベットタウンといった状況でしょうか。

 宇治市の中央には、ゆったりと宇治川が流れています。この宇治川では、鵜飼(6月中旬〜8月末)、花火大会(8月)なども各種催しが行われています。

 また全国的に有名なのが、宇宇治 イメージ治茶です。宇治茶は、鎌倉時代の初めごろに栂尾高山寺の明恵上人により宇治に伝えられたのが始まりと言われています。室町時代の3代将軍足利義光が宇治に7つの茶園をつくり、その後も豊臣秀吉や徳川幕府によって手厚く庇護され、高級茶の代名詞となりました。宇治で生産されているお茶は、てん茶と玉露が中心に、一部煎茶も生産されています。特に白川地区では、玉露生産を中心とした優良な集団茶園があるほか、府立茶業研究所や共同茶工場もあって、茶摘みシーズンには、製茶工程の見学があります。

 美しい景観、歴史・文化のある街宇治市では、安全で住みやすい街への取り組みも行われています。地震対策初め、風水害対策等の防災に強い都市づくりが進められています。宇治市内には、京都大学の防災研究所、自衛隊の駐屯地など防災を考えていく上で拠点となる施設も存在しているという強味もあります。宇治市では、平成7年度に防災における広域も含めた指針が作成され、平成8年度に地域防災計画・地震対策編の作成し、平成9年度は、地震以外の防災(風水害等)計画の見直しを図っており、防災に強い都市へと整備が行われています。市内には、世界遺産はじめ数多くの寺社仏閣が存在しており、後世へ伝えていくためにもそれらを地震から守っていくことも重要な課題となっています。

By Nagura

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