タカシマヤ・タイムズスクエア (日本・東京)

視察日:1997年10月30日

 タカシマヤ・タイムズスクエアは、1996年10月4日にオープンした百貨店の新宿タカシマヤを核に、東急ハンズ、紀伊國屋書店、HMVなどの大型専門店、新宿ジョイポリス、タイムズスクエア イメージ東京アイマックス・シアターなどのアミューズメントスポット、さらにエステティックサロン、レストランなどあらゆる施設が入った都市型マルチエンターテイメントです。なんと、売場面積は約8万5,000Fあり、オープン初日には、1万人の行列ができ、初日入場者35万人、初日売り上げ10億円と記録ずくめのスタートでした。ここタカシマヤ・タイムズスクエアは、1日ゆっくり遊べるだけのものが揃っています。

 タカシマヤ・タイムズスクエアの特色は、百貨店と大規模な専門店が一緒に入っている複合施設ということです。従来は、百貨店と小規模な専門店の集まりというのが普通でした。今回オープンしたタカシマヤ・タイムズスクエアは、新宿タカシマヤが核と言いながらも、東急ハンズ、紀伊國屋書店、HMV、新宿ジョイポリスなどにしても単独店でも十分やっていける集客力のある店舗・施設です。強いところと強いところが集まったという感じで、まさに相乗効果が発揮されています。タイムズスクエア イメージ

 日本最多の乗降客を誇る新宿駅の南口を出れば、ペデストリアンデッキでつながっており、動く歩道を通っていけば、すぐです。ペデストリアンデッキには、植栽やベンチが施してあり、快適な歩行者空間が広がっています。

 タカシマヤの12階〜14階にあるレストランパークは、28店が味を競っており、中央部が吹き抜け空間となっています。百貨店の中にいるというより、ショッピングモールの中にいるような雰囲気です。

 ここタカシマヤ・タイムズスクエアは、旧国鉄貨物跡地を不動産変換方式により、レールシティ東開発が開発したものです。建物の特色として、商業施設にありがちな窓がない表層的なデザインを避け、将来の業態変更にも耐えられる設計となっています。また、内部もインフラとしての建築・設備と売場に属する装飾・什器を明確に分離し、天井もシステム化を図り、リニューアルの際にも手をつけずに済むように配慮されています。

タイムズスクエア イメージ 視察に行ったのは10月末でしたが、タカシマヤ・タイムズスクエア入り口には、早くもクリスマスを思わせる装飾がされていました。タカシマヤ・タイムズスクエアは、自分の施設内の相乗効果のみならず、新宿エリア全体の相乗効果ももたらしました。新宿全体の集客力をアップさせたのです。このことは、裏を返せば、商圏範囲が広がったということです。より広範囲に渡り遠くから人を集客しています。よって、思いも寄らなかったところで、新宿に集客を奪われてしまった地域も出たようです。

 今や、タカシマヤ・タイムズスクエアは、買う、食う、遊ぶ、何でもそろった新宿の顔といった感じとなっています。何はともあれ、商業施設においてもアミューズメント・エンターテイメント性がますます注目されるようになってきています。

By Nagura

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