TIME24・臨海副都心(日本・東京)
視察日:1996年7月9日〜11日
TIME24のビルは、臨海副都心の新交通システムゆりかもめの
テレコムセンター駅近くにあります。臨海副都心は世界都市博の中止が決定され開発がどのように進んでいくのか危ぶまれている点もありましたが、お台場を初め注目を集める場所になっています。東京であって東京ではないような広々とした空間と自然さが感じられます。フジテレビ、テレコムセンター、ビッグサイト初め建物もユニークさが感じられます。あのゆりかもめの車内の窮屈さには少し嫌気はさしますが・・・。
今回ここTIME24には、「阪神・淡路大震災の体験・教訓に学ぶ」防災特別セミナーを聞くために訪れました。そして、TIME24が会場
となったのは、充実した防災施設を完備していることもあり、TIME24の防災施設見学もセミナーの中に含まれていました。
TIME24は、ビル内にコンピューターでビル全体を集中管理できる防災センターを持ち、なお地下には備蓄倉庫、屋上にはヘリポートも完備しています。防災拠点は、テレコムセンター内に設置予定とのことでした。しかし、この時点(1996年7月)で問題とされていることでおっしゃたのが、地域内に消防署、総合病院がないことで、今後設置、誘致していくとのことでした。また臨海副都心は、3つの行政の管轄からなっていることが調整を難しくしている点もあるそうです。
阪神・淡路大震災では、直下型地震ということもあって多くの死者と多大の被害をもたらしました。地震というものは、長年続いてきた近隣社会とのつながりも一瞬にしてずたずたに引き裂いてしまいます。まったく恐ろしいものです。
我々は、阪神・淡路大震災の教訓を生かし、都市構造そのものの防災性を高め、「燃えない」まち、「逃げないですむ」まちにつくりかえていくことが必要です。また、ひとり一人が日頃から「自分たちのまちは自分たちでまもる」という意識も必要です。次の世代に残していくためにも、安全で住みやすい環境を築いていくことが私たちに課せられています。