横浜の中華街・横浜大世界&横浜赤レンガ倉庫
&横浜ワールドポーターズ
&横浜カレーミュージアムを訪ねて 
(日本・横浜)

2004年3月20日

 地下鉄・みなとみらい線(MM線)が開通(2004年2月1日開通)したばかりの神奈川県横浜市(人口353万8352人、147万2中華街・横浜大世界236世帯:2004年4月1日現在、面積437.35平方キロメートル)を訪ねてきました。地下鉄・みなとみらい線は、東京・渋谷から東横線経由で直通で横浜に来ることができ、今回紹介します横浜中華街、みなとみらい21エリアなど商業施設への波及効果はかなり大きいと思います。渋谷から元町・中華街駅までは48分ほどです。

 以前に横浜界隈では、視察レポートで「横浜ベイサイドマリーナ 〜 みなとみらい21 〜 港北東急百貨店SC弘明寺商店街 〜 イセザキモール 〜 馬車道商店街 〜 元町ストリート」を紹介しておりますので、併せてご覧頂けましたらと思います。

 産業遺産を保存したり、まちおこしに活用したりする動きが、ここ数年、各地で広がっています。今回、紹介します「横浜赤レンガ倉庫」もその一つの事例と言えます。また、個人的ですが、私は中部産業遺産研究会に入っており、産業遺産に興味を持っております。少し、全国的な産業遺産の活用の動きを紹介します。旧官営富岡製糸場の世界遺産登録を目指す群馬県は、今年(2004年)4月に県庁内に「世界遺産推進室」を設置し、製糸場内部の公開など観光への活用方法を探っています。

 愛媛県新居浜市では、1973年に閉山した別子銅山跡地を、かつての坑道だった銅の採掘風景を再現した模型を配した観光施設「マイントピア別子」を1991年にオープンしています。また、石炭を掘るためだけに存在した長崎県の無人島・端島(はしま)は、建物を載せた島影から軍艦島と呼ばれ、ここにきて再注目されています。その軍艦島は、30年前に炭鉱が閉山し、長く無人島で、日本初の鉄筋高層住宅など歴史的構造物は傷みが激しく、時間がないだけに、産業遺産として本格的に修復・保存しようという機運が高まっています。産業遺産については、以前にコラム「中部地方の産業遺産・産業観光を考察する」で紹介しておりますので併せてご覧頂けましたらと思います。

 今回、横浜へは、昨年の夏に一緒に活動した知り合いが第6回日本NPO横浜赤レンガ倉庫の外観学会で発表することもあって手伝いも兼ねて横浜界隈を視察してきた次第です。NPO学会の発表テーマは、少し長いですが「商店街の活性化とバリアフリーの街づくり推進に関わる親和性:名古屋市弁天通商店街に対する“人にやさしい街づくり”企画提案現場から」です。

 ここでは、発表内容は省略しますが、発表関連として、コラム「“人にやさしい街づくり連続講座”を受講して」および視察レポート「名古屋の下町・弁天通商店街を訪ねて」をご覧頂けましたらと思います。

 前置きがかなり長くなってしまいましたが、先程の産業遺産「横浜赤レンガ倉庫」の紹介の前に、まず、横浜中華街の新スポットから紹介していきます。横浜中華街には、年間約1,800万人もの人が訪れます。その横浜中華街に昨年(2003年)11月、中華料理と中国伝統芸能が楽しめる「横浜大世界DASKA(ダスカ)」がオープンしました。横浜には、すでに「新横浜ラーメン博物館」そして、上から5番目の画像に見られる2004年3月にリニューアルした「横浜カレーミュージアム」などのフードテーマパークがあります。

 フードテーマパークが乱立するなか、横浜大世界DASKA(ダスカ)は、1920年、30年代の古き良き上海をテーマにノスタルジックな雰囲気を演出し、地下鉄・みなとみらい線の開通を追い風に、横浜中華街の新しいランドマークを目指しています。一番上の画像が、横浜大世界DASKA(ダスカ)の外観を写したものです。あいにくの雨でしたが、祝日ということもあり、入る人の行列が出来ていました。8階建ての館内は、1階の物販部分のDASKAマーケットを除いて、有料で大人500円、小人400円です。

 今回は、あまり時間がなく行列が出来ていたこ横浜赤レンガ倉庫の店内ともあり、1階のDASKAマーケットのみ見てきました。無料ということもあって、店内はごった返しており、上層階に出店している料理店の冷凍食品コーナーや上海博物館のギャラリーグッズコーナーなど人気を集めていました。

 上層階を少し紹介しますと、まず、旅券と呼ばれる入場券を買うと、まず8階に案内されます。8階が入り口で、そこから古き良き上海の幻想的な世界が始まります。そして、順番に下の階に下りていって、7階6階が本場の京劇や女子十二楽坊でおなじみの二胡(にこ)の演奏などエンターテイメント空間、5階が匠の回廊で自分だけの工芸品など作ることができ、そして、締めが2階から4階が中華の飲食店街です。

 また、横浜中華街の旬な最新情報として、吉本興業が今年(2004年)7月中旬に、笑って学べる水族館「よしもとおもしろ水族館」をオープンさせます。小学校の廊下をイメージした内装で、窓や額縁に模した約80の水槽を配置し、水槽ごとに魚に関するユニークなクイズを出題するなど「笑いながら勉強できる」空間を目指しています。吉本興業が教育系の施設を運営するのは初めてだそうです。

 それでは、次に産業遺産を活用した「横浜赤レンガ倉庫」を見ていきます。横浜赤レンガ倉庫は、1910年代に建設された横浜港の倉庫2棟をハイソなショップやレストラン、ギャラリーなどが入る施設に改修したものです。上から2番目の画像が、横浜赤レンガ倉庫の外観を写したものです。そして、上から3番目の画像がその内部の店内を写したものです。中に入りますと、当時使われていた大きな重そうな扉があったり、レンガがむき出しであったり、かつて倉庫だった面影が感じられます。横浜赤レンガ倉庫は、20横浜ワールドポーターズ02年4月12日にオープンして、行った日は、2004年3月で2周年に向けてのアニバーサリーの準備が行われていました。上から2番目の画像では、アニバーサリーに向けて準備中のパンジーの花々がご覧頂けます。4日後から始まるということで、8万鉢のパンジーで埋めつくされる「横浜赤レンガ倉庫Fiower Performance 2004」の最終段階のようでした。

 横浜赤レンガ倉庫は、1号館、2号館の2棟あり、上から2番目の画像は、2号館から1号館を写したものです。大きさ的には、2号館の方が少し大きいです。ざっと、それぞれの館内の雰囲気を紹介いたします。上から3番目の画像は、横浜赤レンガ倉庫2号館の2階にあるインテリア雑貨のお店「B-COMPANY」です。赤レンガ倉庫は、「港の賑わいと文化を創造する空間」を基本コンセプトに、小さい方の1号倉庫が主に文化施設、大きい方の2号倉庫が主に商業施設となっています。

 横浜赤レンガ倉庫2号館には、飲食、物販のショップが入っており、3層でそれぞれテーマ性があり、1階のテーマは「港ヨコハマの心地よいおもてなし」、2階のテーマは「予感ふくらませる、とっておきのこだわり」、3階のテーマは「至福の時を与えるエンターテイメント」と非日常性を打ち出しています。横浜赤レンガ倉庫1号館は、文化の創造・発信基地としてコンサートホールやギャラリーが主ですが、カフェやガラス細工の店など数店舗も入っています。1号館、2号館とも、中に入りますと、建てられて90年以上経つ赤レンガ倉庫の歴史が感じられ、タイムスリップしたような感覚を感じることができます。

 上から4番目の画像は、横浜ワールドポーターズ横浜カレーミュージアムの店内を写したものです。横浜ワールドポーターズは、先程の横浜赤レンガ倉庫のすぐ近くにあります。横浜ワールドポーターズは、名前の通り、貿易都市横浜にふさわしい、インポート物が充実しています。1階から6階まであり、かなり広いスペースのショッピングモールになっています。レストラン&カフェも充実しています。

 横浜開港記念会館でNPO学会を聞いてから、横浜中華街、そして、山下公園を抜けて、横浜赤レンガ倉庫、横浜ワールドポーターズを視察して、最後に、もう一度、関内に戻って、イセザキモールにある横浜カレーミュージアムを見てきました。雨の中、すべて徒歩で移動しながらの視察でけっこう大変でした。それでは、最後に、リニューアルオープンしたばかりの横浜カレーミュージアムを紹介します。

 横浜カレーミュージアムは、冒頭で紹介しました横浜大世界DASKA(ダスカ)や新横浜ラーメン博物館に並ぶフードテーマパークの一つです。上から5番目の画像は、横浜カレーミュージアムの外観を写したものです。ここは、他の2つのフードテーマパークと違って、入館無料です。横浜カレーミュージアムは、ちょうど2004年3月に店舗の入れ替えなどリニューアルされたばかりでした。7階と8階の2フロアにわたって、全国の伝説の名店から、有名料理人の創作カレーまで11店が集結しています。

 「カレー殿堂店」と「チャレンジ店」に分かれており、カレー殿堂店は、オープン時よりスパイスカレーの魅力を広めその普及に貢献があった店舗が殿堂入りしています。チャレンジ店は、殿堂入りを目指して我こそはと全国から名乗りを挙げたお店です。ちなみにカレー殿堂店は、「ハマヌーン」「パク森」「せんば自由軒」です。今回は、横浜中華街で昼食をすませてきたので、食べませんでしたが、お土産お持ち帰りには、300種類以上のレトルトカレーミュージアム、300種類以上のスパイスミュージアム、オリジナルカレーグッズなどのショップが入っており、どれを買っていいか迷うほどです。

 今回、久しぶりにNPO学会で横浜に行って、駆け足で新スポットはじめ商業施設をまわってきました。見どころがたくさんありますので、皆さん方は、ゆっくりご覧になられることをお勧めいたします。

 また、今回、産業遺産を活かした横浜赤レンガ倉庫を紹介しましたが、皆さんのまちにも、産業遺産と言わないまでも、まちを歩きますと、古い町並み、建物、風景などがきっと残っていて見つけることができると思います。そのようなその地域に根ざした風景に溶け込んだものを活かしていって頂きたいと思います。

By Nagura

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