アメリカ村・ヨーロッパ通り(日本・大阪)

視察日:1997年9月20日

 仕事の関係で大阪へ行った帰りに心斎橋からなんばにかけてクリスタ長堀、アメリカ村、ヨーロッパ通り、道頓堀、なんばウォーク、なんばCITYをぶらっと見てきました。その中でも、御堂筋を挟んでがらっとイメージが違う若者であふれかえっているアメリカ村と大人の雰囲気のあるヨーロッパアメリカ村イメージ通りに焦点をあてて述べます。

 行った日は土曜日の夜とあってアメリカ村は、若者でごった返していました。アナーキーな熱気渦巻く若者の解放区と言われているだけあって10代の若者で人人人です。さすがに私のような30代のスーツ姿は見当たりません。まさに異空間に入った感じです。東京で言うと原宿の女子高生で賑わう竹下通りを歩いているような感じで、ちょっと違うのは、男女比がそれほど変わらないことです。この異空間を歩くのには、ちょっと勇気が入りました。しかし、今の若者は、自分自身を見せたいという気持ちは強いのですが、他人に対してはけっこう無関心な面もあるように感じられました。逆に見方を変えると、今の若者は、他人を柔軟にアメリカ村イメージ受け入れる素地を持っているのかも知れません。

 アメリカ村は面的な広がりをもっており、フリーマーケット感覚の小さな店が路地にごった煮のようにところせましと並んでいます。このごちゃとした雰囲気が熱気につながっており、若者に受けているようです。そのアメリカ村の中央に位置する核施設がビッグステップです。ビッグステップという名が示すように大きな階段が地上から地下2階にむけて伸びています。また、その上は地上7階まで吹き抜けとなっています。このビッグステップに腰掛けてくつろいでいる若者を眺めていたら、ローマのスペイン広場が思い出されました。ただ階段に座って眼下に見えるのは、ローマの街並みと違ってタイル張りの床と店舗の入り口ですが・・・。ビッグステップ斜め前にある御津公園も横切ることもできないほど、若者であふれかえっていました。本当に久々に見た活気あふれる空間です。この活気が商売への活気にもつながっているのでしょう。

ヨーロッパ通りイメージ ビッグステップを出て御堂筋を横切るとヨーロッパ通りが広がっています。ここは、アメリカ村とがらっと変わって落ち着いた大人の雰囲気をかもし出しています。アメリカ村を見てからヨーロッパ通りに来たこともあり、ここに足を踏みいれると何かほっとします。落ち着くという感じです。ほどほどの込み合いで客層もOL、30〜40代以上の人が見られました。また、大人ぶりたい女子高生もけっこうアメリカ村から流れてきているようでした。ヨーロッパ調の建物、イギリスの国旗が飾ってあったりとヨーロッパの雰囲気を出しており、それなりの雰囲気は出していますが、アメリカ村のインパクトが強かったためか、いまひとつという感じも否めませんでした。アメリカ村が面的な広がりに対し、ヨーロッパ通りは通りの線的な広がりということもありますが・・・。しかし、通りを挟んでまったく違う空間が広がっていることが、相乗効果になって互いの魅力を引き立たせています。

 心斎橋からなんばにかけて歩き巡りましたが、アメリカ村、ヨーロッパ通りを初め、新しくできた頭の上を滝が流れる地下街クリスタ長堀、相変わらず活気あふれる道頓堀など大阪のパワーが肌に伝わってきました。ごちゃごちゃした雰囲気と洗練された雰囲気が共に存在している大阪、そんなところが魅力となって多くの人を惹き付けるのでしょう。

By Nagura

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