ナディアパーク (日本・名古屋)

視察日:1997年10月31日

 ナディアパークは、1996年11月15日に繁華街栄の南エリアにオープンした複合施設です。地下鉄矢場町駅で下車すれば、すぐ近くです。栄ナディアパーク イメージ地区では、パルコオープン以来7年ぶりに誕生した大型商業施設です。ナディアパークは、23階建てのビジネスセンタービルと12階建てのデザインセンタービルからなるツインタワーのビルです。

 ナディアパークの商業施設は、大型専門店「ロフト」を核としたコンセプトショップの集まりといえます。デザインセンタービルの地下1階から6階までが生活雑貨の「ロフト」が占め、7階に「紀伊國屋」、8階に「ヤマギワソフト」が入っており、ビジネスセンタービルの地下1階から2階にかけては、アウトドアライフを提案する「L.L.Bean」、洋服やナディアパーク イメージ小物から家具まで扱う「BEAMS」などのコンセプトショップが入っているファッションゾーンのクレアールが広がっています。

 視察に行った日は、ちょうどオープンから1年が過ぎようとしている時でしたが、平日にもかかわらず、若者でけっこう賑わっていました。オープン時は、1カ月で120万人を集客するほどの人気ぶりで、1年過ぎてしっかり定着した感じです。栄の真ん中でもなく、けっして便利な立地と言えなかったところが、ナディアパークができたことにより、人の流れを変えてしまったようです。今や、栄は点的な広がりから面的な広がりに変わってきています。また、ちょっと足を伸ばせば下町情緒とパソコン街が融合した懐かしい雰囲気が残る大須にも行けます。

 ここナディアパークは、商業施設だけでなく、デザインや芸術文化の情報発信基地としての役割も担っています。「国際デザインセンター」「青少年文化センナディアパーク イメージター」、「デザインミュージアム」「デザインホール」をはじめ、オフィスも入っています。

 ナディアパークは、市立中央高校の跡地を再開発したもので、「これからの名古屋の都市生活をデザインする文化・産業・アミューズメントの情報・交流の場」を創出することを目的で建てられました。

 施設内をぐるっと回ってみて、やはり目を引くのが、大型専門店の集客力のすごさです。ナディアパークでは、ロフトが一番売り場面積を持っていますが、紀伊國屋、ヤマギワソフトにしても、けっこう充実した品揃えがされています。大型専門店というのは、これからの集客におけるキーポイントとなってきます。また、デザインミュージアムなど入っていますが、アミューズメント・エンターテイメント部分がいまひとつといった感じです。栄の激戦区で生き残っていくには、これからはソフト部分の強化が必要となってくることでしょう。

By Nagura

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