第32回東京モーターショー・環境 (日本・千葉/幕張)

視察日:1997年10月30日

 今回のモーターショーは、12月に京都で開かれる地球温暖環境 イメージ化防止京都会議(COP3)をにらんで、「低燃費」「低公害」を前面に打ち出した出品が目立ちました。

 電気自動車の展示コーナーには、いままでにないほど、多くの人で賑わっていました。それだけ人々の環境への関心も高まってきているようです。電気自動車そのものも実用化に近いレベルまで仕上がってきています。

 トヨタの電気自動車「イーコム」は、通勤や買い物などに使うことを想定した2人乗りで、家庭用の100ボルト電源からも充電で環境 イメージきます。

 現在、各自動車メーカーは、燃費をいかに向上させ、二酸化炭素排出量を減らしクリーンにできるか、また、実用的な代替燃料動力や電気自動車をいかに早く開発できるかにしのぎを削っています。現在の主流の動力源の流れでは、直噴エンジン、ハイブリッドエンジンの実用化が進められており、また一方では、代替動力の電気自動車、燃料電池車、天然ガス車などの実用化も着々と進められています。しかし、まだ何が、主流(デファクトスタンダード)として取ってかわるかわからない段階です。

 トヨタとベンツは、燃料電池車を石油代替エネルギー車として出品していました。燃料電池車は、電気でモーターを回して駆動させるため電気自動車の一種ですが、従来の電気自動車のように充電した電池を使ってモーターを回すのではなく、車に搭載した燃料電池そのものが発電するため、外部からの充電の必要がない環境 イメージのが最大の特徴です。ベンツは、水素を燃料とし、トヨタは、メタノールを燃料として、電気を起こす仕組みが展示されていました。まだまだ開発段階ですが、今後注目が集まってくると思われます。

 リサイクルの動きも最近活発になってきました。自動車のライフサイクルである開発・生産・使用・廃棄のすべての段階で、リサイクルを考慮した車づくりがなされるようになってきました。

 環境という面からクルマというものを見ていくと、クルマがより人間に近づいてきたように思えます。これからが本当の人とクルマの共存の始まりのように感じます。

 また、モーターショー全体を通してのコラム「第32回東京モーターショーを見てきて」、その他のレポート「国産車」「外国車」「テーマ館」「部品関係」「安全性」も合わせてご覧いただければと思います。

By Nagura

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