串 良(日本・鹿児島)

視察日:1996年10月〜1997年3月

 串良町は、大隅半島の中央部に位置し、鹿児島空港からは車で1時間30分程かかります。総面積は65.79Iで、北部は山間地、中部は国営第1号の畑地かんがい施設を駆使して近代農業を展開している広大な畑台地、南部は肝属平野に広がる水田地帯という3部構成で中央東端に108.9Eの大塚山があります。

 クシラという地名は、1300年近い昔の隼人の時代から存在し、かなり裕福な土地柄であったと推定されています。温暖な気候と自然に恵まれ、畜産、バラの栽培、うなぎの養殖など幅広く行われています。また、町内の小学校と韓国の小学校との友好親善盟約も結ばれるなど「からいも交流」といった草の根の交流とあわせて、国際文化交流も積極的に進められています。

 串良町では、天保年間が起源とされる「二十三や市」、収穫の喜びや活力ある村づくりを目指す「黒土まつり」等が開かれ、町内外から大勢の人が詰めかけ大変なにぎわいをみせています。昔ながらの人々のふれあいが感じられる町です。

 商業動向は、車で20分ほどで行くことのできる鹿児島県第2の都市鹿屋市が近いことから、町内におけるかなりの購買が流出しています。特に買回品については、半数近くが流出しています。また、町内に大型スーパーの出店も予定されています。

 町では、串良川改修、県道の拡幅計画を契機に、街並みの基盤整備と合わせた商店を中心とする市街地の活性化を目指した「串良町まちなみデザイン構想策定」報告書を平成9年3月にまとめました。この報告書は、「いろとりどりのふれあいの花咲くまちづくり」をテーマとして、市街地環境整備計画、まちなみ形成計画、商業施設・環境計画からなっています。

 串良町の商業環境も、全国的に展開されている大型店出店の波を受けつつあります。既存の商店街は、かなりの影響を受けるものと思われますが、本当に必要なものは何か、住民が求めているものは何か、をしっかり見極め大型店との共存も含め展開していって欲しいものです。

By Nagura

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