国 立 (日本・東京)

視察日:1998年3月5日

 国立は、新宿から中央線で30分ほど行ったところにあります。国立へは、2年ぶりぐらいに来ました。東京ビッグサイトで行われた「'98JAPAN SHOP」を見る次いでに明くる日に「サンスト国立イメージリート」「ラ・ラ・ガーデン」などを視察してこようと国立にある親戚の所で泊めていただいた次第です。
 親戚宅は、国立駅の南口を出て、右側に伸びる富士見台商店街を7〜8分程歩いたところにあります。左の画像が富士見台商店街ですが、名前の由来は、この商店街の向こうにちょうど富士山が見えることからきたそうです。
 この商店街を歩いたのが、午後7時頃でしたが、奥に歩いていくに従い閉まっている(辞めている)店など目につきますが、2年前に来た時よりも活気があるように感じました。今は、どこの商店街も衰退傾向にある中、ここも大変なのだろうなと思いながら歩いていましたが、予想以上にがんばっていると感じました。
 生鮮3品などの店舗は、増えてはいないのですが、しゃれた喫茶店、居酒屋、フラワーショップなどの店が多く出来ているのが目につきました。そして、若者がやたらと目につきました。
 あとで親戚のおじさんに伺ってわかったのですが、富士見台商店街のすぐ裏にある一橋大学の学部がかなり国立へ移転してきているとのことでした。また、周りにはマンションも増えてきており、人口も増加傾向にあるそうです。そして、最近ポイントカードが導入されたそうです。ここの商店街だけでなく国立における商店街が合同でやられているそうですが、マイバッグを持参していくと、もらえるエコロジーポイントもありました。国立商工会が音頭をとり、スタンプ事業で有名な「烏山駅前通り商店街」へ学びに何度も足を運ばれたそうです。 

 また、最近、国立で人気のある賑わっている店を伺って見ると、国立駅南口からまっすぐ伸びている大学通りにあるすかいらーく系の中華レストラン国立イメージ「バーミヤン」、グルメ&クオリティーフーズの「紀ノ国屋」(中央画像)、北口前の(完成当初よくテレビなどで取り上げられたバブル後に出来た億ション)マンションの1階に最近オープンした自然と健康・安心と美味がうたい文句の「三浦屋」(下画像)などだそうです。
 「紀ノ国屋」と「三浦屋」は、どちらも同じような形態の店です。輸入食品、オーガニック、健康食品などこだわりを持った本物(高級)志向の店といった感じです。「三浦屋」は最近できたばかりだそうですが、「紀ノ国屋」には立川からもお客さんが来るほどとのことです。実際に「紀ノ国屋」と「三浦屋」を見てきました。
 紀ノ国屋へ行った日には、ジャーマンフードウィーク(3/4〜3/13)をやっており、ドイツのソーセージ、チーズ、ワインなどが前面に出されていました。9時半オープンで10時頃に行ったのですが、けっこう込んでいました。店内は150坪ほどの広さですが、こだわりをもった野菜、ミート、惣菜、パン、ワインなど各種が並べられていました。直接製造部門を持っているのも強味で、軽井沢店を除き、現在関東地区に8店舗ほど展開しています。国立イメージ
 ちなみに、3月14日〜23日には、九州味めぐり「Taste from Kyushu」が行われ、海の幸、山の幸などの豊かな九州の旬の味が並ぶそうです。また、ここ国立店オリジナル企画として明日(3月6日)から「さくらフェスタ」が始まり、店内が桜いろ一色にあふれ、食卓に季節の彩り添える品々が並ぶそうです。ここ紀ノ国屋のある前の通りは、桜の名所でもあり、今年の開花は早そうで、春の便りももうすぐのようです。
 国立駅北口前にある三浦屋は、すれ違いもできないほどごった返していました。店前には、警備員もいましたし、もしかしたら今日オープンしたばかりかも知れません。店内を回ってみると、オーガニック、健康食品志向など紀ノ国屋と方向性は同じのようですが、特に目を引いたのが、鮮魚部分の「魚お造り処」のコーナーが充実していたことです。対面販売もやっており、賑わっていました。

 紀ノ国屋へは、立川からもお客さんが来るといっていましたので、立川駅周辺を少し見てきました。ちょうど、泊まらせていただいている親戚の家の前にバス停があり、10分程で行くことができます。着いたのが9時少し過ぎでしたので、店はまだ開いていませんでしたが、ざっと立川駅北口周辺を歩きました。
 最近高島屋が移転してリニューアルオープンしたばかりで、周りには伊勢丹、丸井、立川駅ビルのルミネなど大型店が隣接しています。そしてモノレールの工事も行われていました。このモノレールは、中央線に対し直角の南北方向(西武球場〜多摩方向)に走るそうです。完成すると、立川への集客力は一段と強まるものと思われます。国立から立川へは、中央線で1区間、距離的にも3〜4キロです。立川の5キロ圏内の商圏には、すっぽり国立は入ってしまいます。

 国立は、大きな産業、大手資本の商業施設などもなく、大手資本からの税収が流れ込んでこないため、税金は他の都市に比べ高いそうです。逆にそのような大きな産業がなく、学校が多いことなどがアカデミックなハイセンスなイメージにつながっているとも言えます。紀ノ国屋や三浦屋のような高品質を追及する店舗は、国立にはあっているように思えます。と言っても、駅前にあるセイユーも昨日の19時頃通った時は、たいへん込み合っていました。

 三角屋根の国立駅は、いつ見ても趣があります。けっしてきれいではないのですが、最近個性が感じられる駅がなくなってきている中、国立駅は、このイメージの延長線上でいつまでもあって欲しいものです。
 周辺は、大型店の乱立する都市に囲まれている国立ですが、これからも個性あるハイセンスな空間であってほしいものです。

By Nagura

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