稲沢ハーモニーランド (日本・愛知)

視察日:1998年4月15日

 稲沢ハーモニーランドは、稲沢市郊外に誕生しましたスーパー、専門店、飲食店などが集まったパワーセンターです。ここから少し走りますと一宮市に入り、ちょうど稲沢市と一宮市100円ショップイメージの境辺りの稲沢市側に立地しています。行った日は、ホームセンター「ジャンボエンチョー」のオープン前で、4月23日にオープンとなり、「稲沢ハーモニーランド」のすべての店舗が出揃い晴れてグランドオープンを迎えます。
 稲沢ハーモニーランドには、食料品の「ナフコ」、100円ショップの「ワン・オー・オー」、家電の「エイデン」、シューズ&バッグの「FIT HOUSE」などを初め、本・CDショップ、ホームセンター、回転寿司、喫茶飲食店などがそれぞれ独立した店舗として同じ敷地内に隣接しています。(この日4月15日現在においてホームセンター以外はすべてオープンしています)

 今回は、100円ショップの「ワン・オー・オー」(1998年3月18日オープン)に焦点を当てて見てきました。ワン・オー・オーは、岐阜県に本社を持つ山洋エージェンシーが経営しており、現在200店舗近く展開しています。今回見てきました稲沢ハーモニーランド内のワン・オー・オーは、広さ270坪あり、広々とした店内には雑貨、文具、おもちゃ、お菓子、造花・園芸用品、化粧品など幅広い品揃えがされていました。
 行った日は平日の午後5時頃でしたが、店内には子供連れのお母さん、女子高生、若い女性からおばさん、おじさんまで幅広い客層で賑わっていました。100円ショップというのは、今の厳しい日本の経済状況において賢い消費者の心をくすぐり、何か掘りだしものを探しているような楽しめるような感覚が受けているのでしょう。昔、よく市民会館のホールなどを使ってバッタ商品などの安売りが行われていた頃に比べると、今、旬の100円ショップは、本当に魅力的な商品が並んでいます。これが1100円ショップイメージ00円というようなびっくりするものまで並んでいます。まあ、トータルで儲けてはいるのでしょうが、100円以上と思われるものから100円くらいかなというものまでいろいろあります。お菓子類などはスーパーの特売の方が安いだろうと思われますが・・・。
 ワン・オー・オーの隣にあるナフコも覗いてきましたが、夕方ということもあり買い物客でごった返していました。
 ここ稲沢ハーモニーランドの集客において「ナフコ」と「ワン・オー・オー」は相乗効果を醸し出しているようです。そして4月23日には、店舗面積約1,500坪という大型のホームセンター「ジャンボエンチョー」もオープンし、ますます賑わいそうな気配です。
 一宮の人で、日曜日(4月12日)に稲沢ハーモニーランドへ行かれた方に伺ったのですが、駐車場に入るのに渋滞し、なおかつ店内を回るだけでも時間がかかったそうです。またナフコ店内にあるたこやき屋もかなり行列ができていたそうです。今回たこやきは食べませんでしたが、けっこううまいのかも知れません。これから行かれる方は、召し上がられてみてはいかがでしょうか。

 100円ショップというと有名なのが「ダイソー」でしょう。「ワン・オー・オー」を知らない方でも、「ダイソー」は多くの方が知っていらっしゃるのではないでしょうか。ダイソーは、100円ショップのトップカンパニーでもあり現在全国に800店舗近く展開しています。ダイソーオリジナル商品もかなりの目につきます。ダイソーは、広島に本社があり、1994年に広島で開かれたアジア大会の時に、よく外国人の買い物、土産物の人気の店としてテレビなどで紹介されていたのが記憶に残っています。あれから4年経ちますが、今や日本全国に進出しています。先見の明があったのでしょう。100円ショップイメージ
 私の自宅(安城市)の近くにあるスーパー「アンディヤマナカ」の中にもダイソーが入っています。そのヤマナカのすぐ近くに昨年11月にイトーヨーカドー(駅に近く好立地)がオープンしました。いままでヤマナカに来ていた客が相当イトーヨーカドーに流れて苦戦が予想されるだろうと思っていましたが、立地を考慮しても今のところけっこうヤマナカも健闘しています。100円ショップ「ダイソー」の集客力もさることながら、食料品の充実が消費者に受けているようです。イトーヨーカドーは、衣料品の品揃え・センスはいいのですが、食料品の品揃えにおいては見劣りがするという声がイトーヨーカドーとヤマナカの両方を利用している消費者からちらほら聞かれます。

 最近、100円ショップが今の時流に乗ってかどんどん増えています。パワーシティ四日市(オフィスマックス、ダイソー、スポーツオーソリティなどの専門店の集まり)、サンストリートにおいてもダイソーを見ました。サンストリートのダイソーにおいては、若い女性が多く目につきましたが・・・。
 日経流通新聞の広告欄に目を通していても、100円ショップの加盟店募集の広告がよく載っています。今回見てきましたワン・オー・オー、最大手のダイソーをはじめ、キャン・ドゥ、アンカドー、シルクなどの100円ショップの企業広告が見られます。

 100円という切り口で見ていきますと、スーパーの食料品売り場においても、青果などの100円均一の特売日とか設けていますし、生協でも4月中にも100円均一の菓子コーナーを設けようとしています。生協ブランドの菓子類に「みんなでコープ100」という共通ロゴをつけ、約600店の生協で100円均一コーナーを始めるそうです。
 集客力の向上、活性化策として「100円」というキーワードが多く使われてきています。消費者にとっても100円均一と言われると何となくお買得のような感じがしてついつい買い物に出かけられる方も多いのではないでしょうか。買い物をしながら、簡単に自分で買い物金額が計算ができるのもまた受けているのでしょう。あとひとつ、あとひとつとついつい商品に手が伸びてしまっているのではないでしょうか。
 これからこの消費者心理をくすぐる「100円ショップ」が、しっかりと定着していくのか、それとも単なる時代の流れの中における過度期なのか見極めていく必要があるでしょう。

 またふらっと、100円ショップを覗いてみるのも面白いものです。豊富な品揃えの中からの宝探し的な楽しみもできますし、すべて一律100円で売られている中でも価値(通常価格)が高いと思われるものを探すなどいろいろな楽しみ方ができますので、皆様方も一度ふらっと行かれて見てはいかがでしょうか。

By Nagura

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