ロジャースガーデン(アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス)

視察日:1997年10月1日

 ロジャースガーデンは、ロサンゼルス郊外にあるニューポーロジャースガーデン イメージト地区の西海岸No1の園芸店です。ニューポート地区の丘陵をうまく使い、9,000坪(7.5エーカー)を占有している大規模な園芸店です。小売部門で2,000万ドル、造園関係で6,000万ドルの売り上げをあげている繁盛店でもあります。オープンは1975年で、従業員数は、140〜150人、フルタイマーが多く、小売部門は20人で運営しています。来店客の30%強が、車で30分以上の客が占めており、顧客の商圏はかなり広範囲に及んでいます。

 取り扱い商品は、鉢植え、樹木、盛り花、庭用陶器、造園材料、園芸肥料、小物雑貨などが売られています。

ロジャースガーデン イメージ ロジャースガーデンの店内というか敷地内は、ほんとうに広く、多種多様な花、木々が起伏が美しい丘にあふれています。売り場というよりも、花のテーマパークにいるような雰囲気です。あと、池と池にかかる情緒ある橋でもあれば、後楽園、兼六園にも負けず劣らないような気がします。日本のように雨が多く木々が自然に育ち、緑に常に接している生活の中では、後楽園、兼六園などにいっても、緑の美しさよりも情緒あるたたずまいにひかれるのでしょうが、ここカリフォルニアは砂漠地帯で雨が極端に少なく、人工的に水を与えなければロジャースガーデン イメージ木々は育ちにくいところです。車窓から見える緑があるところはほとんど人の手によって水が与えられています。そんな中を走ってきて、ここロジャースガーデンに入るとまるで別天地のような気がします。

 買い物客は、大きな一輪車のようなものをひいて、そこに植木、肥料、庭に飾る陶器などを載せて広い敷地内を回っています。庭に飾る陶器類をみても、大きなものが多く、花、木々もダイナミックなものが多いです。広い庭を持つアメリカならではの品揃えであり、日本の平均的な庭では飾り物を置くだけでいっぱいになってしまいそうです。また、雑貨などが売られている店舗では、早くもクリスマス用の飾りなども売られていました。

 最近、日本でもガーデニングがブームになっています。単なる「園芸・庭いじり」を横文字の「ガーデニング」にしたことによる洗練なイメージからの盛り上がりもあるのでしょうが、楽しむという意識・ゆとりがでてきたのは確かと思います。

 1997年春に三越(東京・日本橋)屋上にオープンした「チェルシーガーデン」は、ブームに乗ったこともあり、人気のスポットになっています。ここは、園芸雑貨の販売コーナーや造園相談コーナーを併設したイングリッシュガーデン(英国風庭園)になっており、約1,650Fの広さに500種類以上の植物が揃えられています。

 日本におけるガーデニングは、きめ細かさがあって独特の器用さが感じられます。一戸建においても庭が小さく、マンションのベランダにこじんまりとつくることも関係しているのかも知れませんが、底流には情緒ある日本らしい文化というものが流れているように感じます。これは、多くの日本人が温泉につかることに風情を感じることからもいえるのではないでしょうか。

 また、今回のアメリカ視察全体を通してのコラム「'97アメリカ流通業視察を終えて」も合わせてご覧いただければと思います。

By Nagura

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