福井駅前周辺の商店街 (日本・福井)

視察日:1998年6月25日〜28日

 福井県の県庁所在地でもある福井市の駅前周辺の商店街を見てきました。現在の福井市の人口は25万人ほどです。
 久しぶりに福井へ行ってき福井イメージました。以前サラリーマン時代に社員旅行で数回ほど、芦原温泉、東尋坊、芝政ワールド、永平寺などへ行ったことが思い出されました。今回福井へは、福井震災50周年の記念事業として開催された「世界震災都市会議・福井震災50周年」に行ってきた次第です。

 昭和23年(1948年)に福井震災を受けたにもかかわらず、商店街はいち早く立ち直り、昭和40年代まで繁栄を続け、その後、モーターリーゼション時代に入り、郊外に大型駐車場を擁したショッピングセンターが続々とオープンし、全国各地で見られるように現在は昔ほどの活気がなくなったといった状況です。

 駅前周辺の商業環境は、だるま屋西武を核として、複数の商店街が広がっています。ざっと一通り回りましたが、コンビニはどこも込んでいるのですが、その他の店はあまり人が入っていないといった感じを受けました。
 上の写真は、駅前にまっすぐ伸びる通り沿いにある駅前商店街の写真です。歩道も広々としており、ストリートファニチャー(彫刻等空間を演出するもの)なども施されています。
 福井に着いてまず駅前商店街を歩いて見たのですが、すごい人だかりができているところがありました。それもけっこう年配の方が多いのです。警察まで出て警備していましたので、何が始まるのかと少し見ていると自民党幹事長の加藤紘一氏が現われました。この日はちょうど6月25日で、参議院選挙(7月12日)の公示の日でした。加藤氏は、参議院選挙の地元議員の応援で福井入りしていたようです。福井イメージ

 この駅前大通りの南側に路面電車が走っている通りがあります。この通り沿いにだるまや西武があり、両側に商店が並んでいます。この通りは道路そのものが広くなく、商店街も昔ながらの雑然とした雰囲気が残っています。また、駅前を少し南に行ったところには「生活創庫」もありました。

 この電車通りからさらに南の方へ伸びている「ガレリア・モトマチ」というかなり天井の高いアーケード街が広がっています。
 この「ガレリア・モトマチ」を右手方向へ少し奥に入ったところに、路地の両側に小さなショップが集まっている「新栄商店街」があります。10代の若い人達がけっこういました。中央の写真が新栄商店街で、かなり老朽化していますが、他の商店街は空店舗がけっこう目立ちましたが、この路地はかなりかなり活気が感じられました。
 路地を歩いているお客さんも若いのですが、経営者も若い人が目につきました。ここは店舗の賃貸料をかなり安く設定して、やる気のある若い経営者たちにも手の届く範囲となっているようです。若手起業家が「一国一城」の主として店を持つチャンスの場となっています。
 防災上を考えますと、消防車も入ってこれないので、何とも言い難いのですが、福井駅前周辺の商業施設の中では、一番魅力的に映りました。立地はけっして良くないのですが、経営者のやる気というものが集客を呼んでいるのでしょう。
 福井駅周辺を時間の合間をみて、2〜3日ほど歩いたのですが、南へ南へ、奥へ奥へいくほど、活気が感じられ魅力的な店舗がありました。立地が良いところにある店舗は、まだまだやらなけらば福井イメージいけないことはたくさんあるように感じた次第です。

 福井駅から20分ほど歩きますと豊かな自然が広がっています。福井市繁華街の南側をゆったり流れる足羽川の堤防沿いの桜並木の回廊がたいへん歩いてみて気持ちよかったです。特に桜橋と幸橋の南側の堤防沿いが趣があります。横の写真はその並木道です。桜の咲く春はさぞかし美しいことと思われます。
 約2キロにわたって700本を超える桜並木が続き、開花の時季には堤防上が花のトンネルとなります。またここは、国の「桜の名所100選」にも選ばれています。

 話変わりますが、5月に1998年版の暮らしをとりまく環境を都道府県別に数量化した新国民生活指標(通称:豊かさ指標)が発表されました。福井県が5年連続総合トップに輝いています。この豊かさ指標とは、「住む」「費やす」「働く」「育てる」「いやす」「遊ぶ」「学ぶ」「交わる」の8分野から多面的に評価されたものです。福井県は、特別養護老人ホームや身体障害者の援護施設が多いことなどから「いやす」でトップとなっており、他の分野でもほとんど上位10位以内に入っています。
 豊かさ指標は、公共施設などを人口に対する数で比較するため、人口急増地域ほど不利になるきらいがあり一概に比較はできませんが、それにしても5年連続トップとはすごいものです。
 また、豊かさ指標とは別に「女性の働きやすさ」の指標も出されましたが、福井県はここでも5位に入っています。ちなみに1位は保育所の定員や延長保育の実施施設が多い高知県で、次いで熊本、東京、京都と続いています。働きものの女性が多いというか自立心がおう盛な土地柄が上位を占めているようにも感じます。

By Nagura

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