液状化現象とは

 液状化現象とは、地震の振動によって地下水と地中の砂が混ざり合いヨーグルト状になる現象です。この液状化現象が起こると、建物の基礎が崩れるため、家が傾いたりします。ひどい場合は、地中に家、建築物等が吸い込まれてしまいます。
 以下に挙げた項目に該当する土地では、液状化に配慮する必要があります。
 ・過去の地震のときに地面から砂や水が噴き出したことがある。
 ・川や池を埋め立てた土地。
 ・砂質地盤。液状化イメージ
 自分の住んでいる土地が、液状化が起こりうるかどうかは、住んでいる土地の成りたち、地盤を知る必要があります。同じ地震でも、地盤の固いところと柔らかいところでは、揺れがかなり違ってきます。地震が起こった場合、震度計が設置してある各地の震度がテレビ等で流されますが、自分の家に最も近い震度に比べ、それ以上の揺れを頻繁に感じるようですと地盤が弱い可能性もあります。建物自体の耐震性等もあり、一概には言えませんが・・・。

 液状化が顕著に現れた地震が、1964年東京オリンピックの年におきた新潟地震です。新潟市周辺の地面はスイカの切り口のように割れ、砂や泥を含んだ水があたり一面にわき、新設されたばかりの昭和大橋は数カ所で崩れ落ち、臨海地域の石油タンクから立ち昇った黒煙は、1カ月もの間、新潟の空を覆い続けました。市内300余の建物が傾き、川岸のアパートでは、鉄筋4階建ての建物がズブズブと地面に沈みながら、無傷のままでゴロリと横倒しになりました。このような液状化現象が生じた背景には、新潟の市街地の地盤と密接な関係があります。新潟の市街地は、江戸時代に信濃川が運んだ柔らかい砂の上に、粘土やシルト(砂と粘土の中間の大きさの粒)を盛り土した地盤に立地しています。まさに液状化しやすい地盤のところに地震が発生しました。

 また、1995年1月17日に起きた阪神大震災でも液状化が見られました。特に埋め立てられた人工地盤のポートアイランド、六甲アイランド等で見られました。液状化により、フェリーターミナルなどの港湾施設の使用不能となった他、ポートライナー、六甲ライナーなどの交通機関の橋脚部分が傾いたり、一部落下するなど、交通機関の停止など大きな被害を生み出しました。

(参考文献:阪神淡路大震災誌、宇治市わが家の防災読本等)

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