活 断 層 と は

 地球の外側部分の地殻にひずみが生じ、破壊する時に地表に大きなズレができて地震がおきます。このズレを断層といい、内陸直下型地震の原因となります。わ防災 イメージかりやすく言いますと、地殻を構成している岩石には、大小様々な形の割れ目があり、そこに力が加わると、割れ目が相互にずれて地層に食い違いができます。この食い違い(ズレ)が断層といえます。阪神大震災では、地震の原因となった淡路島の野島断層が地表にあらわれました。

 活断層とは、過去約200万年前以降の間に同じ場所で岩盤がずれる活動を続け、将来も活動することが推定されている断層のことをいいます。日本の活断層は、北海道から九州まで全国に分布しており、主なものだけで、約1,500カ所もあります。最も大規模で活発な活断層としては、中央構造線が知られています。

 100年以上経過した今も当時の姿をそのまま残している断層が、岐阜県にある根尾谷断層(通称:水島断層)です。濃尾地震(1891年)を引き起こした根尾谷断層は、北西から南東方向に延長約80Hにわたって走っており、世界的にも珍しく有名で学術的にも貴重なものとなっています。国指定特別天然記念物となっており、断層公園・地下観察館も建てられています。

 数多くある大小の活断層の中には、何年か先に活動するものもあるかも知れませんが、大方の活断層は、数百年、数千年、数万年先のことであると言われています。地震を考えるに当たっては、100年〜500年という年月は、ほんの寸時のことであり、地球ができてから46億年といわれる物差しからすると、極めて短いものです。日本の地震の記録は、せいぜい千年ぐらいしかないのだから、本当のところはよくわからないという意見もあります。

 活断層があるから即危ないとか、地震が起こるとか、あわてることなく、活断層というものをしっかり認識していざという時のために備えていくことが大切でしょう。阪神大震災後に発売された活断層マップは、地図としては極めて好調な売れ行きを示したそうです。それだけ、関心が高かったということでしょう。そしていちばん大切なのは、このような地震への関心を継続して緊急時に備えていくことでしょう。

(参考文献:阪神淡路大震災誌、宇治市わが家の防災読本等)

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