クレート&バレル(アメリカ・イリノイ州シカゴ)

視察日:1997年9月27日

 アメリカで急成長中のハウスウエア市場の中にあって、ライフスタイルを提案するスペシャリストとして人気が高いのがクレート&バレルでクレート&バレル イメージす。ちなみにクレートは桶、バレルは箱という意味です。

 4階建ての建物全体(1,230坪)に商品が展示されています。グラス、食器、ライトなどの小物から、机、ソファ、ベッド、家具など大物まで家の中で使われる品々がおいてあります。初めに展示してあると述べたのは、2階からの上のフロアは、実際に部屋の中をイメージして家具、ソファ、ベッドなどが並べられているからです。ライフスタイルの提案がなされているのです。買い物に訪れた人々は、ソファに実際に腰をかけ、ゆっくりくつろいで雰囲気を確かめています。ここにおいてある商品は、各アイテムごとに品質と価格のものが品揃えできるよう世界中から商品を輸入しています。それらの輸入に加え、値クレート&バレル イメージごろ価格で買える主力価格帯のPB(プライベートブランド)商品群も売り場の約1/3を占めています。

 クレート&バレルは、1962年12月シカゴで誕生しました。シカゴ地区を本拠とし、ボストン、ダラス、サンフランシスコ及び南カリフォルニアなどに出店を続け、現在では65店を超えるチェーンに成長しています。基本方針は「グッドデザインをお値打価格で」で、ベビーブーマ層を主な客層とし、ライフスタイルとグルメといったアプローチから洗練された商品政策が行われています。ある明確なスタイルに基づいて商品をトータルコーディネートされており、カラフルな商品を生かすようにお客の目を楽しませるようにビジュアルマーチャクレート&バレル イメージンダイジングがしっかりなされています。

 また、カタログ販売も行っており、実際にカタログをもらってきましたが、美しいと定評があるだけあって商品の提案型写真がかなりきれいでした。年間5回、約2,000世帯に発送されるそうです。1996年度の推定年商は3億6千万ドルで、そのうち1割はカタログ販売が占めるとのことです。

 シカゴのある旗艦店を1階から4階まで、いろいろ商品を見ましたが、これだけ品揃えが充実しているのには驚かされるとともに、本当に売れるのかなとも思われます。しかし、需要があるからこそ伸びているのであり、これだけの需要があるアメリカの家の広さゆえの暮らしぶりが伺えます。日本における現状では、まず家が狭いということがネックとなるでしょうし、ひとつひとつの家具、ソファーなどにこだわりを持つほどのゆとりが果たしてあるでしょうか。日本とアメリカのゆとりの格差をみるようです。ゆくゆくは、日本でもこれらの店舗は展開されていくことでしょう。

 また、今回のアメリカ視察全体を通してのコラム「'97アメリカ流通業視察を終えて」も合わせてご覧いただければと思います。

By Nagura

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