2000年に向け、今年含め過去の歴史を振り返る

記:1999.12.21

 今年(1999年)も残り10日余りとなり、まもなく終わろうとしております。皆様方のこの1年は、いかがで2000年に向けイメージしたでしょうか。良しにつけ悪しきにつけ、また気分新たに、新しい年が巡ってきます。

 今年の年末年始は、1000年代最後の年であり、新しい千年(ミレニアム)の幕開けとなる西暦2000年を迎え、歴史上の大きな節目とも言えます。また、それに輪をかけて、コンピューターの2000年問題(Y2K)もあり、年末年始は仕事という方も多いことと思われます。
 さらに掘り下げて1999年から2000年への流れ見ていきますと、来年(2000年)は、20世紀の最後の年となります。そして、2001年から新しい世紀の21世紀が始まります。来年は、今世紀のまとめの年であり、来世紀にむけての準備の年とも言えます。子供のころ、車が空を飛んだり、気軽に宇宙に行ったりとSFの世界だった21世紀も、もう間もなくです。夢に描いた21世紀も、近づいてきますと、何ともあっけないもののように感じられるのは私だけでしょうか。閉塞感ただよう今の世の中、22世紀に向けては、次の世代へ、より良い夢を描いていきたいものです。

 ここで、今年含め過去(100年前〜1000年前あたり)の歴史を振り返ってみます。まず、今年を振り返ってみますと、経済的な面では、地域振興券で幕を開け、金融業界、自動車業界はじめ、生き残りをかけて、合併、提携など再編成が各業界で見られました。完全失業率も6月に史上最悪の4.9%を記録しています。政治面では、自自公連立政権の発足、スポーツ面では、日本一はダイエーに持っていかれましたが、11年ぶりに中日ドラゴンズがリーグ優勝を決めました。ドラゴンズ優勝の翌年は、何かが起こると言われているだけに、来年はドラゴンズそのものを示す辰年でもありますし、景気上昇の起爆剤になるような出来事が起こるかも知れません。
 先日、アメリカのタイム誌が、今年(1999年)、最も人気があった人物や最悪の事故などを選ぶ「1999年のベストとワースト」を発表しました。それによると、今年最高の人物として、ラテン系の人気歌手リッキー・マーティーと並び、日本のアニメ「ポケットモンスター(ポケモン)」の人気キャラクター「ピカチュー」が選ばれました。キャラクターが人物として選ばれているところもアメリカ的と言えます。また、最悪の事故として、日本からは、茨城県東海村での臨界事故が挙げられていました。

 次に、一気にこの1900年代の100年間余を振り返ってみますと、日本においては、徳川の江戸時代が1868年(明治維新)に終わり、近代国家の始まりと言える明治が始まります。その後、1894年の日清戦争、1904年の日露戦争の戦勝ムードによる上昇気流が、1945年の太平洋戦争(第二次世界大戦)の敗戦によってどん底におちます。それから、急激な経済復興が始まり、東京オリンピック、新幹線開通、工業立国など先進国の仲間入りをしていきます。そして、経済成長に浸っている最中、まだ記憶に新しいバブル崩壊を迎えます。100年間の波を簡単に振り返りましたが、波の順番から見れば、今現在は、バブル崩壊の後遺症から抜け出し(上昇)つつある状態と言えます。イギリスのある研究機関が発表したこの100年で最も成長した国として、日本が選ばれています。まさに、日本にとって、激動の100年余と言えます。
 世界的に見ますと、植民地時代の終焉を迎えつつあります。“やるかやられるか”の意味合いが強かった植民地全盛時代は、日本もアジアに植民地をもっていた時代もありました。1997年のイギリスからの香港返還に続いて、先日(1999年12月20日)、アジアに残っていた最後の植民地のマカオ(ポルトガル領)が中国に返還されました。マカオも香港同様に“一国二制度”で特別行政区として50年にわたって外交と国防を除く高度の自治が維持されます。その他では、パナマ運河の所有権が、アメリカからパナマに返還されました。過去の人類の経験を踏まえ、21世紀は、戦争のない平和な世界へと導いていきたいものです。

 さらに少し1000年代の1000年余を振り返ってみますと、平安時代のちょうど1000年に清少納言が“枕草子”を著わしています。そして、武士の台頭と言える1192年に源頼朝が開いた鎌倉幕府の鎌倉時代、そして、室町時代、戦国時代と続いていきます。江戸時代の始まりであり戦国時代の終焉となった関ヶ原の合戦(1600年)からは、来年でちょうど400年目を迎えます。来年のNHKの大河ドラマでも徳川3代が取り上げられています。1000年代初頭の世界をみますと、中国では、宋の時代、ヨーロッパでは、神聖ローマ帝国、アメリカ(南)では、インカ帝国などが築かれています。

 今年を振り返るとともに、過去の歴史を紐解くのはこのくらいにしまして、最後に来年以降の動きを紹介します。来年(2000年)は、日本もアメリカも選挙の年です。アメリカ大統領選挙が11月にあり、日本でも解散がいつになるかわかりませんが、衆議院の任期(2000年10月19日)の遅くても10月までには、総選挙が行われます。その他、2000年4月からの介護保険、2000年7月の沖縄サミットなどが予定されています。また、ロシアの大統領選挙も来年です。
 電通総研がまとめたリポート“西暦2000の社会現象を予測する「日本の潮流2000」”によると、キーワードに「ジャパン・ドリームへの挑戦−知の競争力で躍進する社会へ」が掲げられています。21世紀に日本が飛躍するためには、知識を柱とした「創知社会」を実現することが必要と強調しています。

 来年以降の動きは、金融市場の規制緩和が進んでいる中、2001年4月(1999年12月29日追記:1999年12月29日夜にペイオフが1年延期されることが決まりました。2002年4月からとなります)から金融市場の基調となる“ペイオフ(預金の払戻限度額を元本1000万円までとする措置)”の解禁が予定されています。また、ヨーロッパに目を向けますと、欧州の単一通貨「ユーロ」そのものは、今年(1999年)1月1日に誕生していますが、2002年1月1日から本格的にユーロの貨幣が登場し、各国の貨幣の回収が始まります。

 今までの歴史を振り返ってみますと、いろいろな出来事が起こっています。そして、これからも我々の周りでは、さまざまな局面・営みが続いていくものと思われます。これから2000年を迎え、そして21世紀に突入していくにあたって、しっかりと物事を見極め、バランス感覚を持って、地にしっかりと足をつけて、生きていきたいものです。

 本年もホームページ及びメールマガジン「地域・まちづくり情報&コラム」をご覧(ご購読)いただきまして誠にありがとうございました。来年もより一層、魅力的な情報を発信して参りますのでご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

 皆様方にとって、来年(2000年)も良き年となることをお祈り申し上げます。

By Nagura

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