まちづくりに関する“講演”を行ってみて

記:1999.11.7

 1999年10月29日に宮城県庁で行われました「新時代パートナーシップセミナー」に講師としてお招きいただきまして、行ってきました。宮城県には、初め松島風景て行くということもあって、併せて宮城県内の観光地、町並みを巡ってきました。空白地帯だった東北地方の視察レポートがお陰様でようやくうまった形になりました。
 今回訪ねました宮城県内の視察レポートは、「仙台〜松島界隈を訪ねて」「石巻〜宮城県北東部を訪ねて」「阿武隈川流域のまち・丸森を訪ねて」で紹介してありますので、併せてご覧いただけましたらと思います。ちなみに、一番上の画像は、松尾芭蕉が「まつしまや ああ 松島や まつしまや」と詠んだ日本三景の一つとして有名な松島の眺め(構図:観欄亭の松の間からの見た眺め)を写したものです。この日は、仙台は朝から雨で風もかなり強かったです。名古屋空港を離陸する時は、快晴だったのですが、仙台空港に向かうにつれ、途中でかなり揺れました。松島の景観を写した時は、やっと雨も上がり、雲の切れ間が見えてきたところでした。快晴の時に眺めれば、さぞかし、もっと美しいことと思います。

 新時代パートナーシップセミナーは、宮城県内の市町村職員の方々を対象に、県の支援制度の説明など各種情報提供等を行い、県と市町村の新しいパートナーシップを図ろうという主旨で行われたものです。平成9年度から宮城県が取り組んでいる行政改革の柱の一つである「県と市町村とのパートナーシップ改革」の一環として、地域振興に向けた県・市町村の役割分担、県の支援のあり方等の視点から、現状の把握や具体的な改善施策の検討を市町村等と共同で進めるとともに、改善施策を推進し、新時代にふさわしい県・市町村間のパートナーシップの構築を図るものです。

 今回、行われました「新時代パートナーシップセミナー」は、講演と県の支援制度等の説明の2部構成となっており、“新しい地域づくりのヒントとなるような講演”ということで依頼を受けましてお伺いした次第です。会場となった宮城県庁の講堂には、120名を超える県職員および各市町村の職員の方々が見えていました。前日の雨の影響で、来られない市町村もあったということで、本来はもっと多かったようです。

 講演は、「新しい地域の魅力づくり」への視点(〜国内外の現場視察・事例研究を通して〜)という題目で1時間ほど話をさせていただいてきました。
 私自身が実際に訪れた国内外の事例の中から「交流人口を増やす」「住民そのものが主役」「原風景を見つめ直し・発見する」「歴史的・文化的・風土的財産を生かす」「情報化(カード化・インターネット)」という5つの視点から「新しい地域の魅力づくり」のヒントとなるような話をさせていただきました。5つの切り口から自分なりの視点を加えるとともに、
各“まち”の取り組みの紹介を“語り部”的にさせていただきました。当日配布しましたレジメのまとめ部分のみを画像データとして下記に示してありますので、よろしかったらご覧下さいませ。

 宮城県庁の講堂が広いことと立派なこともあって、120名以上の方々を前にして、さすがに緊張しました。今やっている仕事上の委員会などでは、多くても20名〜30名ほどの人の前で話をする程度ですので、このギャップは大きかったです。サラリーマン時代に新入社員教育や中堅社員向けの技術講座などの講師を受けたことがありますが、その時でも40名〜50名程でした。過去を紐といてみれば、かなり古い記憶ですが、中学校時代に、生徒会に立候補して演説して以来かも知れません。

レジメまとめイメージ

 講演時間は、1時間という枠を頂いたのですが、講演依頼を受けた時は、1時間というイメージがものすごく長く感じられましたが、実際に講演を行ってみますと、時間が足りないほどでした。何しろ、120名を超える大勢の人の前でしかも1時間という時間に渡って話をさせていただくという機会は、初めてといっても過言ではなく、緊張のあまり頭の中が真っ白になったり、言葉が出てこなくなった場合に備えて、いざという時の話題を5つほど用意していきましたが、何とか使う機会はありませんでした。

 今回の講演で、お見えになられた県職員および各市町村の職員の方々に、どこまでお役に立てたか、現段階では定かではありませんが、一つでも二つでも“新しい地域づくりのヒント”“まちづくり”を考える上の話題提供となっていればと願っております。各市町村のまちづくりに携わっている関係部署の方が来られていただけに、より魅力な“まち”にしていって頂きたく思っております。

 また、私的には、今回の講演を通して、自分自身が考えていた以上に“伝えたいこと”がたくさんあると改めて気づかされました。ホームページ上、メールマガジン上で、いろいろな町、商業施設などを紹介しておりますが、それらを体系的にまとめてわかりやすく話して伝えていくということも必要と感じました。

 まちづくりに関して、一つの例えとして“風土”という言葉が用いられます。これは、“風”と“土”の両方がまちづくりには必要ということを言っており、単純に“土”を地元でまちづくりに取り組んでいる方々、“風”を外部からそのまちをよくしようと思っている方々と見ることができます。今回、宮城県内のご案内を当メールマガジンをお読みいただいております仙台市在住の後藤さんのご好意に甘えさせていただきました。宮城県にお伺いする前に後藤さんと何度かメール(電話含め)でやりとりさせて頂いた中で、「名倉さんは、宮城県に“風”として来るのですね」という主旨のメールを頂いたことが印象深く今でも心に残っております。“伝えたいこと”がたくさんあると感じたことと後藤さんがおっしゃられた“風”は、どこかで結びつくような感じがして、今後“風”としての役回りを果たしていきたいとも思っております。

 最後にお招きいただきました大森さん、茂木さんはじめ宮城県企画部地域振興課の皆様方に、紙面(ホームページ・メールマガジン上)を借りまして、お礼申し上げます。ありがとうございました。

By Nagura

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