名古屋を拠点とする異業種交流会に参加して

記:1999.7.5

 1999年7月3日に名古屋・栄の愛知芸術文化センターで開かれました名古屋を拠点とする中部地域に集うビジネスマン、ビジネスウーマンを中心に交流・相互啓発を行っている異業種交流会TMCフォーラムイメージに参加して参りました。この日は、年度初めということで、総会、講師を招いてのフォーラム、懇親パーティーが開かれました。

 TMCは、来年で10周年を迎える「参加型」で積極的に楽しめる活動をしている異業種交流会です。TMCは、Tomorrow Minded Crewの頭文字をとったもので、直訳すると明日(あした)を思う仲間たちと言ったところでしょうか。TMCの活動の柱としては、各種交流行事などの「友愛」、勉強会・フォーラムなどの「知識・情報交換」、提案活動などの「啓発・成長」、事業(非営利)活動などの「社会貢献」の4つから成っています。中部地区は、これから新中部国際空港、愛知万博など大型事業が目白押しですが、これから21世紀に向かって、新たな地域社会を創っていくにあたって、TMCのような異業種交流会の発言・提言の場が今後ますます期待されます。

 今年5月に明治村で開かれましたTMCの1年間の活動成果などを発表する公開型の「春の文化祭」も覗かせて頂きました。視察レポート「ハイカラ・ロマン“明治村”を訪ねて」の中でも少し述べましたが、今回、総会、フォーラム、懇親パーティーを通して、品があるというか、まじめに取り組んでいるグループという認識が更に強まりました。30代の中部地区に勤める中堅ビジネスマン、ビジネスウーマンが主で、社内では中堅社員だけにさまざまなしがらみ、難局を乗り越えてきている人が多いとは思いますが、異業種交流会の雰囲気は、私が思うに新入社員の頃の乗りというか社会へと突き進んでいくパワー、柔軟性、新鮮さが感じられ、今後、地域社会におけるさまざまな場を通してアピールしていく力強さを感じました。
 私は、TMCの10ほどある活動の中で「ものづくり魅力発見」というグループで今後参加させていただく予定です。愛知県は、伝統芸能などの伝統技術から現在の先端技術のものづくりまで行っている地域でもありますし、私自身サラリーマン時代“ものづくり”に携わってきた技術者でもありますので、今後、視察レポート、コラムを通して、皆様方にご紹介できたらと思っております。お楽しみに!!

 フォーラムでは、愛知県一宮市にある恵林寺の住職が、30年以上座禅を通して自分の人生を見つめてきた生活信条を話されました。一番上の画像は、そのフォーラムの模様を写したものです。お話を伺っていて、忙しい世の中ですが、こういう世の中だからこそ、「ゆとり」を持って周りを見渡すバランス感覚が大切だとひしひしと感じた次第です。

 ゆったりした時間の流れを捉えた「春の海 終日(ひねもす)のたりのたりかな」を詠んだ江戸時代の俳人であり画家の与謝蕪村(1716年〜1783年)の句が、最近熱い支持を受けてきているのも、今回の住職のお話とだぶって、忙しい情報時代の世の中だからこそと言えます。時間に追われるのでも、時間を追いかけるのでもない蕪村の句は、まさに現代人の我々に「ゆとり」というか「安心感」を示唆し、与えているのではないかと思います。

By Nagura

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