気合いの入った元旦の新聞各紙を眺めて

記:1999.1.3

 新年あけましておめでとうございます。新春を迎え、皆様方のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。本年も元旦イメージどうぞよろしくお願いいたします。私もその一人ですが、“希望”や“期待”に胸をふくらませて初詣に行かれた方も多いのではないでしょうか。不思議なもので、年が明けると昨年の昨日とは打って変わって、志を新たに歩みだしていくものです。

 ここ数年、電子年賀状を受け取る機会も多くなり、年が明けて、まずMacintoshを立ち上げたところ、起動画面上に“あけましておめでとうございます”と浮かび上がってくるのを見て、改めて今年も1年がスタートしたんだなあと変なところで実感いたしました。

 しかし、今年は暦の関係上、正月休みも少なく、正月気分もままならぬうちに職場に戻られる方も多いことと思います。各スーパーなどを見ていましても年々元旦から営業するところが増えてきており、一部の百貨店などを除いては、2日から営業というところが今やあたりまえの状態になってきています。その分何か、お正月と言えども普段の日常生活とあまり変化が感じられず、あわただしい世の中になってきているという感じもいたします。激しく変化している今の世の中だからこそ、正月くらい“一年の計(展望・飛躍)”をじっくりと考えるためにも、ゆったり過ぎて行く時間の中に身をおきたいものですが・・・。また、皆様はどんなところにお正月気分を感じられたのでしょうか。初詣、お屠蘇、お節料理、お雑煮、絵馬、羽子板、福袋・・・・などでしょうか。

 今年もお正月は、毎年恒例となっている購読している新聞に加え数紙の新聞を買ってきて、部屋いっぱいに新聞を広げて見ている(眺めている)次第です。広げている新聞をざっと挙げますと、日本経済新聞、朝日新聞、日経流通新聞、日刊工業新聞、中日新聞、読売新聞、毎日新聞、中日スポーツの8紙です。
 各紙、年末あたりの記事を見ていますと、テレビ番組と同様にけっこう手を抜いているのが感じられるだけに、元旦の新聞はよりいっそう気合いが入っているように感じられます。

 まず各紙面をみていて目立ったところを挙げますと、1月1日に誕生したヨーロッパの統一通貨“ユーロ”が、かなり紙面を割いて大きく取り上げられていました。次にユーロもその一つですが、21世紀に向けての新たな枠組みの特集記事が目立ちました。
 新たな枠組みとしては、ユーロ誕生に発して国と国の枠組みから、国内政治・経済の枠組み、商業環境の枠組み、環境を含めた科学技術の枠組み、地域との関わり方から男女のあり方の枠組みまで幅広く取り上げられていました。変化・変革の時を迎えているということでしょうか。
 紙面の量というか厚さでみていきますと、日本経済新聞(特集の部も含め)が一番ボリュームがありました。各紙のトップ一面の記事はといいますと、特集記事よりもユーロ、国内政治の枠組みなどの現実的な記事が目立っています。

 8紙すべてを眺めた全体の感想はと言いますと、今年は、先ほども少し述べましたが、今何をすべきか、何をやらなければいけないのかという現実における即対応の記事が目立ちました。従来の元旦の新聞ですと、未来予測のような特集記事がけっこう目についたのですが、時代を反映してか“ゆとり”はあまり感じられず新聞紙上にももはや予断をゆるさないという意気込みが感じられました。

 何事も、プラス思考で取り組んでいった方が、おのずと道が開けてきますので、最後に明るい兆し・期待が感じられる話題を載せておきます。
 色という視点でみていきますと、“明るい色が流行する時は景気拡張局面の年が多い”という説があります。実際に黄色系が流行した1956年、1972年はいずれも好景気でした。1999年の今年の夏の水着の流行色は、黄色や白、青などの鮮やかで明るい色が主流と予測しています。東レの今年の水着の重点色は「レモンイエロー」で、濃い茶色やダークカラーが多かった昨年とは対照的な動きとなっています。
 また、ブライダル関連需要が膨らむかもしれないという予測もあります。1998年の婚姻件数は前年比より2.1%増えた(1997年は2.4%減)見込みです。結婚すれば住宅に限らず、家具や家電製品、さらに子供が生まれればベビー用品と消費の拡大が期待できるという流れです。実際に歌手の山口百恵さんが結婚のため引退した後の1981年〜82年は婚姻件数が増え、住宅建設が下げ止まったという例もあります。
 あと期待されているのが、2000年という節目の年を迎えるに当たっての商機、1000年に一度しかないミレニアム(千年紀)特需を狙ったものです。太平洋上の日付変更線で、世界で一番早く西暦2000年を迎えようというツアーが企画されており、早くも予約でほとんど埋っているようです。また、ワインやシャンパンなどの祝祭色の強い酒や食品にもミレニアム特需が見込まれています。さらに、20世紀を振り返る企画も勢いを増しそうです。

 テレビ、新聞紙上など、ちまたでは「変化の胎動が感じられる」とか「景気は今年が底入れする可能性が大きい」とか「景気回復にはまだまだ時間がかかる」など様々な意見が飛び交わされていますが、あまり外野の意見に惑わされることなく、自分自身の感覚で、自分なりのペースで進んでいかれるのが一番いいのではないかと思います。
 21世紀まであとわずか2年ですが、21世紀への“助走の年”という意味も含めて、本年も皆様方にとって良き年となることをお祈り申し上げます。

By Nagura

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