1998年長野オリンピック

記:1998.2.22

 1998年2月7日に、善光寺の梵鐘の音を合図に始まった長野オリンピックも早いもので今日(2月22日)の閉会式をもって終わりました。16日間にわたり68種目の熱い闘いが繰り広げら長野五輪イメージれ、数々の感動を我々に与えてくれました。選手、関係者、ボランティア、長野市民の方々に本当にご苦労様でしたと言いたい気分です。
 72カ国・地域から選手2,339人が参加した史上最大規模となった“愛と参加の長野オリンピック”を大会基本理念とした長野オリンピック、札幌オリンピック(冬季)以来26年ぶり、東京オリンピック以来は何と34年ぶりに日本で開催されたオリンピックでした。
 始まる前、盛り上がりにかけると言われていた長野オリンピックですが、いざ始まってしまいますと観戦(テレビですが)してしまうものです。私自身も久しぶりというか初めて冬季オリンピックというものをしっかり見たという感じです。日本選手のメダル獲得ラッシュが続いた時は、さすがに多くの人が見たことと思われます。
 開会式は、テレビで見ましたが、自然さが感じられなかなかいい開会式と思いました。一大イベントという堅苦しさもなく、いい意味で力が抜けており、フレンドリーさが感じられ、気楽に見られる演出でした。
 日本の風物詩でもある「年末の紅白歌合戦&ゆく年くる年」のイメージがどこかで頭をよぎりましたが、「御柱」などの日本の伝統文化、映像技術を駆使した五大陸を衛星回線で結んだベートーベンの第九「歓喜の歌」の大合唱など日本らしさが出ていて良かったと思います。それにしても、途中で聖火が消えなくてよかったです。

 ジャンプ、スピードスケート、モーグル、複合など日本選手が活躍した競技に加え、氷上の格闘技のアイスホッケー、滑降の醍醐味、華のあるフィギアスケートなどいろいろ見ましたが、中でも予想以上に見入ってしまったのが、ショートトラックとカーリングです。
 ショートトラックは、1周111.12mのトラックを使って行う競技です。単独の500m、1,000mも駆け引きがあって見応えはあるのですが、何といっても3,000mリレー、5,000mリレーが見ていておもしろかったです。小さなトラックですので、滑っている選手とタッチを受ける選手全員がリング上を回っており、ごちゃごちゃしておりよく見ていないと何が何だかよくわからない競技ですが、可笑しさがあります。選手たちは、メダル取得を目指してがんばっているので可笑しいと言って見ているのは、失礼なのですが、メダルうんぬんより、見ていて楽しめる競技でした。
 カーリングは、見る前までは、氷の上を石を転がすくらいの知識しかなく、難易度も高くないのだろうと思っていました。しかし、見ているうちにルールなどが判ってくると、奥が深いスポーツだなと見直しました。正確にストーンをコントロールする技には、感心いたしました。特に、男子のアメリカとの闘いで、ほんの1〜2センチで敗れたのには、見ていて本当に悔しかったです。でも、感動しました。

 インターネット上でもオリンピック情報が飛び交っていたようです。選手がホームページを持っていたり、インターネットで選手に応援メッセージが送れたりと、前回のアトランタオリンピックから一歩進んで、単なる情報伝達からコミュニケーションツールとしてより人に近づいてきたように感じました。
 また、電子メールでニュースを伝えるasahi.com Mailがメールサービスの試供版として、「asahi.com Mail長野五輪版」が配信されていました。無料でしたので、試しに購読してみました。1日1回の配信で、テキストメールに加え、HTMLメールも付いてくるので、通信状態で開けば、画像入りで読むことができます。まあ、テレビのBSを見ていれば1日中やっていますので、結果の確認と次の日の見所程度では役に立ちました。この「asahi.com Mail」は、オリンピック終了後は、「asahi.com Mail長野五輪版」の読者の声を参考に、本格サービスへの展開を検討する模様です。

 今回、オリンピックをいつになくしっかり見たのは、日本で行われたということに加え、オリンピック会場が以前よく行ったスキー場ばかりで、より身近に感じたこともあったと思います。
 白馬八方尾根、志賀高原、野沢温泉村、飯綱高原など学生時代から社会人2〜3年にかけて頻繁に行ったものです。最近はすっかりスキーから遠ざかっていますが、カービングスキーなるものも出てきており、オリンピックを見ていたら、何か久しぶりにスキーをやってみたい気分にもなってきました。私も含め今シーズンは行けそうもないという方は、5月のゴールデンウィークに春スキーとして志賀高原の横手山、熊の湯、焼額山辺りへ行かれてはいかがでしょうか。雪質はけっして良いとはいえませんが、雪そのものはかなり残っていると思われます。

 今回の長野オリンピックで結果的に日本はメダル10個(金5個、銀1個、銅4個)を獲得しましたが、メダル数にこだわらず、数々の感動がありました。
 商業至上主義、豪華主義で動いているオリンピックに対する批判もある中、無報酬でオリンピックを盛り上げ、手伝っているボランティアの存在もありました。そのあたりも含めたオリンピックの運営というものは、これから考えていくべき課題なのでしょう。
 しかし、なんだかんだ言っても、スポーツというものはいいものです。最後の最後にショートトラック男子500mでは、ジャンプのラージヒルに続き金、銅を揃ってとりました。予想外とはいえ、大したものです。

 閉会式では、本当に選手たちはいい顔をしていました。欽ちゃんが司会で出てきた時には、仮装大会でも始まるのかなと思いましたが、見事な鮮やかな花火からのエンディングにかけては、本当に感動的でした。地球はひとつという感じです。
 次のオリンピックは、2000年の夏のシドニー(オーストラリア)、2002年の冬のソルトレークシティー(アメリカ)へと続いていきます。そして、2008年のオリンピックには大阪が日本の立候補地として決まっています。
 これからも平和の世の中において、オリンピックが続いていって欲しいものです。

By Nagura

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