阪神大震災から3年

記:1998.1.11

 1995年1月17日5時46分に阪神大震災が発生しました。長い年月かけて築きあげてきた150万都市の神戸含ルミナリエイメージめ阪神地域は、一瞬のうちにずたずたに破壊されてしまいました。その阪神大震災からまもなく3年目をむかえようとしています。人々の記憶もだんだん薄れ、遠くなってきているのではないでしょうか。しかし、現実に、いろいろな事情はあるのでしょうが、仮設住宅で暮らしている被災者の方もまだいます。
 昨日(1月10日)中国の万里の長城近くの河北省張家口市でマグニチュード6.2の地震が発生しました。かなりの被害(47人死亡、2,000人以上が負傷、住宅15,000戸が倒壊・破損/1月11日付新聞紙上)が出ている模様です。
 本当に、地震は台風などの自然災害に比べ、いつ起こるかわかりません。皆さんの地震への備えは万全でしょうか。阪神大震災から3年目をむかえるに当たって、今一度見つめ直してみられてはいかがでしょうか。

 一番大切なことは「自分の身は自分で守る」という心構えであり、常日頃からの備えです。地震発災時には、自治体、企業、ボランティア団体、自主防災組織(一般住民組織)等が地震に備え行動指針(防災計画)を立てていますが、自然を相手にだけに、予測できない事態が発生する場合も多くあります。また、ひとりひとりの住民の方の協力がなければ、救助作業もうまくいきません。個々人として、最低限3日間は生き延びるだけの水、食料は自分自身で確保しておくだけの備えは必要です。
 阪神大震災が起こった1月17日と、関東大震災の起こった9月1日(防災の日)には、各家庭での地震に備えての備蓄食料、水等の点検・交換とともに、防災について考えてみる(備える)いい機会です。いざという時の避難場所は知っていますか、固定していない家具などのある部屋で寝ていませんか・・・。

 阪神大震災後、神戸には、2回ほど仕事で行く機会がありました。1回目は、震災後9カ月程たった1995年10月で、2回目は、震災後2年半以上過ぎた昨年(1997年)10月です。
 さすがに震災後9カ月ほどたった時に行った時は、まだ震災の傷跡が残っていました。北野、異人館、三宮辺りを歩いても建物は、修復中が目立ち、歩道が波をうっており、歩きにくかったのが印象に残っています。観光客も次第に戻りつつある時期で、新神戸駅近くの布引ハーブ園へのロープウエーで一緒になった方は、埼玉から来られた観光客の方でした。
 昨年行った時は、もう三宮辺りは、すっかりきれいになっており、震災が本当にあったのだろうかと思えるほどでした。でも、かつての住宅地では、区画整理されている更地が目につきました。また、震災にあった工場跡地では、新たな複合施設などの計画も進んでおり、頻繁にトラックが通りすぎていきました。

 阪神大震災は、被災地以外の方では、もう遠い過去に置き去りにされているかのようであり、被災地の方においても、日常に追われ、あの日を忘れがちになっている方もあることでしょう。
 6,000人以上の命が奪われた阪神大震災、地震国日本に住んでいる我々は、この震災を後世に語り継いでいくことは、6,000名以上の尊い命を無駄にしないためにも、今後地震による被害を軽減するためにも、大切なことです。
 ボランティア元年といわれた阪神大震災、日本海のタンカー事故などいろいろな面でボランティア活動が広がっており、ボランティアに関しては良い方向に進んでおります。

 神戸では、阪神大震災が発生した1995年、鎮魂と復興への夢と希望を託して開催されたイベント「ルミナリエ」が、昨年末3回目をむかえ、いまや関西の年末の風物詩となっています。ルミナリエとは、イタリア語で電飾という意味であり、まさに光の祭典です。ルミナリエは、被災者に希望の光を与えたのでしょう。いまや、2週間ほどの開催期間の間に350万以上の方が訪れる一大光のイベントとなっています。

 神戸は、元気を取り戻しつつあり、観光客も戻ってきており、新たな再開発もおこなわれています。都市という大枠では、復興の状態にありますが、個人個人の住民レベルでは、なかなか進んでいない面も見受けられます。これから解決していかなければならない課題もあり、個人補償の問題など、災害被災者等支援法案について国会での議論が待たれています。

 また、昨年9月に、防災の日にちなんでのコラム「防災の日に地震について考える」も載せています。併せてお読み下さればと思います。
 地震についての必要最低限の備え(知識)としての「地震一口メモ」もご覧いただき、備え・心構えを常に持っていただけたらと思います。いざという時に、まず生き残り、そして近隣の方々を助けるするためにも!!

By Nagura

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