元旦の新聞はお得でおもしろい

記:1998.1.2

 新年あけましておめでとうございます。新春を迎え、皆様方のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 毎年恒例となっているのが、元旦の新聞を買いあさることです。年々購読する新聞が増えていっているため、新たに買ってくるのは減ってきていますが・・・。今年は、購読している朝日、日経、日経流通、日刊工業に加え、中日、毎日、読売、中日スポーツを買ってきて正月気分に浸りながらに今年はどんな年になるだろうと考えながらのんびり読んでおります。このパターンがここ数年の習慣となっています。

 年末は、新聞だけでなく、テレビ番組においても、けっこう手を抜いているなというのが感じられますが、さすがに元旦の新聞、正月番組となると気合いが入っています。新聞各社、元旦の新聞は5部以上にわかれており、すべて併せるとかなりの厚さになります。分厚いので、何か得をした気分(もちろん広告類は多いのですが)になるとともに、気合いが入っているため、各社の今年の意気込み、今年の予測などが展開されており、けっこう読み比べて見るとおもしろいです。

 今、このコラムは、テレビで箱根駅伝(往路)を見ながら、部屋中に新聞8紙をところ狭しと拡げながら書いております。ちなみに箱根駅伝は、今、湘南海岸辺り(往路の3区)を走っており、早稲田大が快調に飛ばしています。前回優勝の神奈川大は苦戦していますが、メインの箱根の山登り、そして明日の復路を残しています。さて、総合優勝の行方はどうなるのでしょうか。

 8つの新聞全体を通して見ますと、特集、中の細かい記事も含め、「女性」に焦点を当てた記事が多く目につきました。消費における女性志向の消費傾向、女性の社会進出・起業、女性に標準を合わせた工場におけるトヨタの生産ラインの取り組みなど多く目につきます。
 日経の第一面トップでは、「個族」の時代が始まる・女たちの静かな革命と題し書かれています。内容を要約すると組織の一員であるよりまず自分を大切にし、「個」として生きようとするうねりが家、会社、国という既存の枠組みを根元から揺さぶっている。その震源は女性たちであるという内容です。
 また、昨年暮れに出版された女性のライター6人と西村晃氏が書かれた「女性トレンド1998全予測」においても、1998年は「おんな型」の経済の時代という点を強調されています。その書籍の中に「キャリラックス」という聞き慣れない言葉がありました。このキャリラックスとは、資格などのキャリアを積んでいく女性と並行してリラクゼーションやマッサージに代表される「リラックス」関連の需要も増え、「キャリア」消費と「リラックス」消費の伸びは対を成している位置付け、本書では、これらを併せて「キャリラックス」と命名したということです。
 日本経済、消費社会の成熟期を迎えつつあり、大量生産による製造業発想的な「プロダクト・アウト」からお客様が求める商品づくりを行う「マーケット・イン」に流れが変わってきています。この現象は、自分自身の消費動向、物の売れ方、企業の取り組みなどから多くの方が肌身で感じていらっしゃると思います。一つの「おんな型」の消費動向の始まりであり、今後より多様化していくことが予想されます。これからの時代より一層の発想の柔軟性が求められます。

 別紙の部構成の特集記事として多いのが、長野オリンピック特集、環境取り組み特集、デジタル特集、愛知万博(東海三県版)特集などです。他に、ワールドカップフランス大会特集、宇宙開発特集、家庭回帰特集、徳川慶喜特集などです。
 ここで、デジタル特集を見ますと、多チャンネル化(テレビ)とインターネット(マルチメディア情報端末)の二つの話題で多く占めています。
 ここ2年程は、もの珍しさもあってインターネットがブームというかバブルに近いほどもてはやされましたが、今年は、一般家庭への本格的な浸透の年となりそうです。形だけの見せかけの状態から、やっと魂が入れられ、相手(人間性)が感じられるコミュニケーションの場となりつつあるように思います。私自身もホームページを立ち上げ、いろいろな方とコミュニケーション(情報交換)を行うに連れ、流れが良い方向に変わってきているということが肌身で感じられます。

 日本経済、まだまだ今年は難題が幾つもあり、試練の年になりそうですが、ピンチはチャンスでもありますので、前向きに望んでいきたいものです。どんな時代においても、儲けているところ、うまくいっているところはあります。要は、やるかどうか決断することでしょう。

 一方、テレビの箱根駅伝(往路)の方ですが、ちょうどコラムが書き終わるころに芦ノ湖の往路のゴールに入りました。神奈川大が劇的なドラマを展開しました。神奈川大1年生の勝間選手が5区の箱根の山登りで早稲田大、駒大を抜き、往路優勝を決めました。3区まで4位だった神奈川大が往路優勝するとは・・・。何か久しぶりにみるデッドヒートでした。今年の大会は、戦国駅伝といわれているだけあって見応えのある展開です。明日の復路も熱い闘いになることでしょう。見なくては!!

By Nagura

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