お正月は日本人のパワーの源???

記:1997.12.24

 早いもので、今年(1997年)も残すところわずかとなりました。社会情勢も激しく揺れ動いている中、良い年だった人お正月イメージも、最悪の年だった人もあったことでしょう。年初に立てた思い(計画)はどれだけ達成できたでしょうか。

 「もういくつ寝ると・・・」と歌われているように、もうすぐお正月を迎えます。日本人にとってお正月というのは特別な思いがあるように思います。一年の計は元旦にありというように、多くの人が年初にいろいろな思いを巡らしているのではないでしょうか。そして、夢、決意・・・などを胸に、初詣でへと行かれる方も多いことでしょう。ここで、何が日本人のいいところかと言いますと、新しい年が始まれば、昨年のことなどなかったかのように、新しい年が始まっていくことです。この変わり身の早さは天下一品でしょう。「夜明けの来ない夜はない」というよりも「お正月の来ない年はない」といった方が、我々日本人にはピッタリくるような気がします。日本人にとって、お正月というのは、ひとつのステップアップの機会のように思います。そして、パワーの源になっているのではないでしょうか。一人一人それぞれのステップアップには、気分転換とか再出発などのチェンジであったり、うまくいっているものをさらに加速を増すパワーアップであったりといろいろあると思います。
 もともと、日本人は、忘れやすい国民性のようです。どんな大きな出来事があっても、一時期あれだけ騒いだのにもかかわらず、喉元過ぎればすぐ忘れてしまいます。いい意味にとれば楽観的でいいのですが・・・、しかし、国際的には、歴史認識等でしばしば摩擦が生じる原因にもなっています。

 それでは、ここで出来事・キーワードで今年を振り返ってみましょう。「サッカーワールドカップ出場」「土井さん宇宙遊泳」「たまごっち」「ポケモン」「新世紀エヴァンゲリオン」「失楽園」「もののけ姫」「ガーデニング」「小顔グッズ」「プリウス」「キシリトール」「デジカメ」「オーガニック」「イタリア産食材」「環境」「リラクゼーション」などが挙げられます。いろいろありましたが、今年を思い出していただけたでしょうか。まあ、新年を迎えるにあたって、悪いことはあえて思い出すこともないですから省いてありますが・・・。電通では、今年の消費トレンドを「小宇宙遊泳」と総括しています。急速に進んだデジタル化の波によって新しい知識や技術の習得に追われた段階から一歩駒を進めて、自分が主人公になれるひととき“小宇宙”を楽しんだと位置づけています。地にしっかりと足をつけてきたということでしょうか。これからの世の中、個人というものがよりクローズアップされていくと思われますので、一層しっかりと地に足をつけた歩みが必要となってきます。

 話は変わりますが、ここ5、6年程、年末になると決まって買ってしまう本があります。それは、長谷川慶太郎氏の「世界はこう変わる」シリーズと徳大寺有恒氏の「間違いだらけのクルマ選び」シリーズです。知っている方も多いと思いますが、毎年、年の瀬を迎えるころになると出版されます。
 徳大寺有恒氏の書籍は、今年は「間違いだらけのクルマ選び98年版」です。私は以前、サラリーマン時代にクルマ関係の設計・開発に携わっていたこともあり毎年興味深く読んでいます。ちなみに今、私が乗っている車は、自分自身がメーターの設計に携わった6年程前に買ったビスタ4WD(当時は良くスキーに行ったため4WDにしたのですが)です。また、最近、新型セルシオに会社を辞める直前に開発に携わっていた製品がオプション設定で発売されたとかつての同僚から教えていただき、大変うれしく思いました。自分で携わったものが製品として世の中に出ていくというのは、本当にうれしいものです。今現在私は以前とは違った道を歩んではおりますが、「モノづくり」という視点から学んだものは今後の仕事でも生かしていきたいと考えております。先日、ソニーの立役者の一人でもある井深大氏が亡くなられました。故井深氏は、モノづくり以外にも教育面など幅広くご活躍されていましたが、最後まで「モノづくり」を大事されている方でした。ご冥福をお祈り申し上げます。私にとっての「モノづくり」に対する思いにつきましては、また別の機会を設けて述べたいと思います。
 長谷川慶太郎氏の「世界はこう変わる」シリーズの1998年版のタイトルは「大変貌」です。辛口の評による来年への展望の中にも、何か光(展望)が見える文章が何とも言えず好感が持てます。歳は関係ないのでしょうが、70歳近くを迎える長谷川氏の新鮮な切り口には、いつも驚かされます。
 以上、2冊の書籍をご紹介しましたが、本屋で見かけたら一度手にとってみてはいかがでしょうか。

 初詣で、初日の出、初夢(一富士、二鷹、三茄子日)・・・・、お正月にいろいろ夢を巡らせてみてはいかがでしょうか。イメージしなければ実現もあり得ないのですから・・・。
 世の中、何が起ころうと、どう変わろうとも、足を止めるわけにはいかなく、前に進んでいくしかないというのが結論でしょう。楽しくいきたいものです!!

 本年は、ホームページをご覧いただきまして誠にありがとうございました。来年もさらなる魅力的な情報を発信して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 皆様方にとって、来年(1998年)も良き年となることをお祈り申し上げます。

By Nagura

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