愛知まちづくり塾&国の街元気プロジェクトに参加して

記:2005.2.13

 今年度(2004年度)、参加してきましたまちづくり系の講座を振り返りながら、講座の内容等を紹介していきます。一つ街元気&まちづくり塾は、愛知県主催の愛知まちづくり塾で、もう一つは、国の経済産業省が主催している街元気プロジェクトです。愛知まちづくり塾に関しては、講座のなかで犬山のまち歩きをした際の視察レポート「犬山市の住民参加のまちづくりを訪ねて」のなかでも少し紹介しておりますので、併せてご覧頂けましたらと思います。

 また、昨年度(2003年度)は、これも愛知県主催ですが「人にやさしい街づくり連続講座」に参加した際に、コラム「“人にやさしい街づくり連続講座”を受講して」、視察レポート「名古屋の下町・弁天通商店街を訪ねて」で紹介しておりますので、こちらも併せてご覧頂けましたらと思います。

 それでは、まず、経済産業省が主催している街元気プロジェクトを紹介していきます。後半に紹介する愛知県主催の愛知まちづくり塾は、2005年1月で終了しましたが、街元気プロジェクトは2005年3月まで公開していますので、興味がございます方は、最後のチャンスでまだ受講が可能です。

 街元気プロジェクトは、戦略的な街づくり活性化活動をリードする「街元気リーダー」育成のために、全国どこからでも受講可能なeラーニング講習です。受講者が、自宅や職場でインターネットに接続して受講する流れです。ネット上で受講し、ネット上で、遠隔地の受講者同士が意見交換や情報交換するとともに、街元気リーダーを実践している人を訪ね、みんなで学び合い、仲間の絆を深める現地実習(スクーリング)も企画されていました。

 街元気プロジェクトで捉えている“街元気リーダー”とは、地域の仲間を先導し、街が元気になるための取り組みを行っていく中心的人材のことを指しています。具体的なイメージもあり、次のように紹介されています。「東北地方のある街には、商店街の若手を引っ張り、何度も集まりを重ねながら、みんなのやる気を出させ、考え方に革命を起こしたリーダーがいました。そのリーダーのおかげで、市民が活動に積極的に参加、街に元気が戻りました。このようなリーダーを“街元気リーダー”と呼びます」

 街元気プロジェクトは、今コラムを書いている最中も進行中で、2005年2月13日現在で、全国から509名が受講しています。商業者はじめ行政、商工会議所、まちづくり関係の受講生が多いようです。eラーニングの講座は「街づくりの哲学」「自分たちの街を知り、知ってもらうためのPR手法」「“やる気”ベクトルから“やる”サイクルへ」「新業態の開発」「人を動かすコーチング」の5つでした。私は、既に、すべて受講を修了しましたが、各講座1、2週間で終えることができ、なかなかよくまとまったテキストでまちづくりを体系的に学ぶ機会となりました。

 街元気プロジェクトの掲示板で、受講された商店街の女将さんの感想がまさに的を得ている内容でしたので、記載します。「商業者であり、女性でもあるため、本業、家庭、街づくり活動、どれも大事だしやればやるほどさらに業務が増えていくし・・・のジレンマ続き。なかなか勉強会に出る時間もとれない。eラーニングで役立つ講習内容をこうやって出かけずに受けられるなんて・・・感謝です。受講して、整理できずに悩んでいた部分にロジックが与えられ、アタマの回路がすっきりしました。とりあえずざっと学ぶにはそんなに時間もかからないし、後で大事な所に戻ってノートしておくこともできる」という受講した感想で、eラーニングは自己管理は大変ですが、感想の中で、とりあえずざっと学べるという“とりあえず”という視点が大きなメリットであり動機づけにつながると思います。

 次に、愛知県主催の愛知まちづくり塾ですが、こちらは、eラーニングではなく、お互いに顔を合わせての座学とワークショップの2本立てでした。2004年8月から2005年1月まで8回に渡って開催され、その中でフィールドとして、冒頭で紹介しました犬山市のまち歩きをみんなでしました。愛知まちづくり塾は、愛知県主催の愛知県民と行政とが連携した協働のまちづくりを推進するため、地域の先頭に立ってまちづくり活動を行う人たちのために基本的なことを学ぶ場です。そして、愛知まちづくり塾を修了することで、まちづくりの担い手となる人が育つことを狙っています。

 愛知まちづくり塾は、たいへん人気があり、募集人員を上回る143名の応募があり、抽選で90名に絞り込まれました。当方は、その90名に入ったということでラッキーでもありました。受講者の90名の顔ぶれは、老若男女さまざまで、学生から定年退職したお年寄りまで幅広かったです。冒頭で紹介しました人にやさしい街づくり連続講座でご一緒だった方や愛・地球博やまちづくりで活動されていらっしゃる知った面々もけっこういました。また、お名前は知らなくても、どこかで顔を見かけた方も多く、このような場に参加してくる意欲的な方だけあって、さぞかし活動範囲も広い方が多かったように思います。

 今回、私が愛知まちづくり塾に参加した動機は、まちづくりを行っている人たちとの出会いというかネットワークづくりとまちづくりを体系的に学ぶことでした。今回の愛知まちづくり塾を通して、受講者および主催者側ともまちづくりへ思いを寄せる方々との出会いがあり素晴らしい機会でした。講座内容に関しては、受講生の老若男女さまざまで、どのレベルに視点を置くかで、主催側も悩んだところがあったのかなという印象も受けました。主催者側も意図した基本的なことを学ぶ場というまちづくりを行っていく最初のステップとしては、マッチした良い講座だったように思います。私自身としては、少々物足りない面もありましたが、自分自身がこれからまちづくりを始めようという人たちに伝えていく際のヒントは多く頂きました。全体的にはなかなか充実した講座でした。

 今回のコラムでは、eラーニングと対面式の出掛けていって顔を合わせての二つの講座を紹介いたしました。どちらも一長一短ありますが、何はともあれ、まず参加してみると姿勢が大切と思います。参加してみると、出会いやヒントが得られるものです。全国各地でいろいろなまちづくり系の講座があると思いますので、是非、皆さんも一度参加されてみてはいかがでしょうか。

 最後に、今回の愛知県主催の愛知まちづくり塾で苦労を共にしましたグループメンバーの方々はじめ、受講生および主催者の方々に紙面(ホームページ・メールマガジン上)を借りまして、お礼申し上げます。ありがとうございました。たいへん有意義な講座でした。

By Nagura

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