知 覧(日本・鹿児島)

視察日:1995年10月7日

 知覧町は、鹿児島県の南西部、薩摩半島のほぼ中央に位置します。ここ知覧は、薩摩の小京都と称されており、武家屋敷群に代表さ知覧 イメージれる整然とした美しい町並みが続いています。

 知覧の武家屋敷群は、徳川幕府の一国一城制度に対し薩摩藩が造ったいわば外城です。軍事防衛的な面から町並みは整然と整えられ、家屋は知覧型の二ツ家民家となっています。これは、母屋であるオモテと炊事棟のナカエを小棟でつないだもので、造形美がすばらしいのが特徴です。7つの美しい日本庭園と屋敷が国の名勝にも指定されています。知覧 イメージ

 武家屋敷の中を歩いてみますと、道がけっこう広いのに驚きます。もちろん抜け道のような細い路地もありますが。また、実際に庭園や屋敷の中に入れるところもあります。何か、ここにいると江戸時代にタイムスリップしたような錯覚におちいります。特に早朝に行ったため、ほとんど観光客もいなく、貸切状態でしたから。路地脇からふと侍(武士)が出てきても、何の不思議も感じないような空間です。

 知覧は町全体が武家屋敷風に町並みが整備されています。公共施設の建物の屋根は、瓦を使い武家屋敷風に建てられており、またファミリーマート(コ知覧 イメージンビニ)までも軒を瓦でアレンジしてあり、それらしく仕上げられていました。歩道の脇を流れる小川には、鯉が泳いでおり、近くの小学生が写生をしており、弁当を広げている姿も見られました。

 また、知覧には、生麦事件、薩英戦争など鹿児島と深い関わりを持つイギリスを紹介した「ミューズランド薩摩英国館」、太平洋戦争の犠牲になった魂を祭り、戦争の悲惨さを後世に伝えるために造られた「知覧特攻平和会館」もあります。戦時中は本土最南端の特攻基地として、多くの若者がここから飛び立っていったそうです。このような悲惨な出来事を我々は、2度と繰り返すようなことがあってはならないでしょう。

 知覧は、江戸、明治、大正、昭和、そして平成と、さまざまな歴史を歩んできた町です。その歴史を垣間見ることのできる町に一度訪れて見てはいかがでしょうか。また、お茶も有名です。

By Nagura

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