4月1日から、パソコンによる電子出願が始まり、個人でも簡単に自宅から出願できるようになる。電子出願には、出願用CD-ROM が必要になり、その入手方法は、昨年の「発明ライフ」11月号で皆さんにお知らせした通り。すでに入手された人もいるだろうが、利用にあたって特許庁との回線手続きを申請しなければならない。

出願用CD-ROMが手元に届いたら、様式(1)の電子情報処理組織使用届を特許庁に出願する。これは、自分と特許庁が手続きをやり取りするときの暗証番号等を設定するものである。

この書類を特許庁に出願すると、およそ3日位のテスト接続できる日程の通知が特許庁からくる。これを利用して、正確にパソコンを動作させ、出願できるかどうかをそれぞれチェックすることができる。

以上の手続きで、いつでも出願できるようになるが、出願用CD-ROMが届く前に電子情報処理組織使用届を提出してしまうと、ソフトが届く前にテスト接続期間が指定されてしまう恐れがあるので、この点は気をつけてほしい。

記事は、1998年3月時点のものであるため、最新情報は、特許庁ホームページをご参照ください。